渋谷Organ Barのプロデューサー、須永辰緒。これまでルパン三世、ECD、シュガーヒル・ギャングをはじめ、ピチカート・ファイブやm-flo等々、その名リミックスぶりは各方面のファンをうならせてきた。
   そんな氏のオリジナル1stアルバムが本作だ。いとうせいこう氏の短編小説『犬の光』を封入したという、かつてないパッケージでドロップされた本作には、心地よい脱力感を味わえる、極上の宇宙旅行的楽曲がそろう。
   プリテンダーズのカヴァー<4>は大好きな人と聴いてほしい。幸せになれること間違いない。（青木まう）