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モンスター

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 幻冬舎
Amazon.co.jpで確認
一気に読んでしまいました ★★★★★
この著者の作品は初めて手にとりましたが、女性や男性の赤裸々な感情描写や、具体的な美容整形の記述が多く、ぐいぐいと引き込まれ、一気に読了しました。
醜い女性の心の襞、そして苦しみと葛藤が手にとるように伝わってきて、心が痛くなるほどでした。ストーリーも、かなりリアルで、実際、このような人生をたどっている方はいるのではないかと思われました。ぜひ映画やドラマでの上映を期待します。
整形に関する考え方を変えさせる衝撃作 ★★★★★
この本には衝撃を受けた。
人並みはずれて醜く生まれた女性が、ソープやヘルスに身を落としてでもお金をためて整形を繰り返し、全く新しい飛びぬけて美しい顔を手に入れたらどのような行動を取るのか。
本書では醜い顔に生まれたばかりに苛酷な日々を過ごす幼年から大学時代、整形を繰り返すOL時代という主人公の過去の回想シーンと、美しい顔を手に入れて地元に戻った現在のシーンが交互に描かれるが、特に整形手術を繰り返して美しくなっていく過程には息を呑むような迫力があった。
今まで整形手術というものを偏見を持っていたが、主人公のような強烈な整形は副作用もあり危険であるが、いわゆるプチ整形といったもので、それにより人生が好転するのであれば、整形を受けても全くOKではないかと考え方が変わった。
内容がお粗末過ぎる ★★☆☆☆
顔の醜さを笑われ、そしていじめられ虐げられてきた女性が完璧な美を手に入れ、かつて
自分を馬鹿にした者たちへの復讐を遂げる。どこにでもあるような題材を作者がどう料理
するのか?かなり期待して読んだが、内容はいまいちだった。美しく生まれ変わるまでの
過程はまあいいとして、それ以降の彼女の行動が理解できない。せっかく究極の美を手に
入れたのに、復讐の内容がお粗末だ。作者が手を抜いたわけではないと思うが・・・。
ラストも興ざめ。安易な2時間もののテレビドラマを見せられたようで、がっかりした。
作者には、もっとずっしりとしていて、深みもある、読み応えのある作品を期待したい。
残念ですが、勝手な先入観もあり、読後感があんまりでした。 ★★★☆☆
醜い田舎の主人公・和子が東京で整形手術を受けて絶世の美人となり、
叶わなかった幼少期の恋を実らせるという話。
要するに、容姿だけで愛を手に入れられるか、
を極端に描いているのだと思います。

「美人」についてのうんちくは、なるほどと思いました。
「男性の下心」についてもです。

苦労を重ねた女性が成り上がる壮絶な半生を、
ワイドショー的に部屋掃除の片手間に見ているような感じで、
どことなくゴシップ記事を読んだような読後感でした。

美容整形の話はタブーではないですけど、
せっかくなので「愛」みたいな世界の心の葛藤を、
も少し丁寧に描いてほしかったような気もします。


百田さんの小説は今まで読んだ本が読後感が良かったので、
読後感の良い本→百田さんの本という先入観がありました。
永遠のゼロやボックスを書ける作家さんなので、
個人的には、今後もあの読後感を読者に提供してほしいなって、
私は思っちゃいました。


私はラストや読後感がよくなかったですが、
着眼点やストーリーは興味をそそる内容でした、十分に。
顔が醜いことによる不幸な現実が生々しく描かれていてリアリティがあった ★★★★☆
周りの人間から化け物扱いされるほどのあまりにも醜い顔を持った女性。顔が醜いことで、友達もできず、好きな男性に告白もできず、綺麗な女性に嫉妬しながら生きる寂しい日々。そんな彼女が東京へ行き、整形手術に目覚めてどんどん美しくなっていく物語。
男性が女性の外見で態度を変えたり、顔が醜いことによりやりたい仕事もできないといった現実が生々しく描かれていてリアリティがあった。整形して綺麗になれるのならという思いで、風俗の仕事をすることを決断した彼女の切実な想いが痛いほど伝わってきた。
醜かった彼女が整形手術により美しい女性に生まれ変わって、過去の仕打ちに対してどのような報復をするのか、最終的に何を成し遂げようとしているのか、最期まで目が離せず一気に読めた。
ぶっくぶっくの読書 ★★★★☆
一作ごとにさまざまなテーマに挑む百田尚樹。この著者には読まされてしまいます。今度の作品は「美」です。幼いころから人並み外れて容姿が醜かった主人公。故郷の町で事件を起こし「モンスター」と呼ばれていました。あるきっかけから美容整形により「美」を手に入れてから人生が変わります。それまでのうっぷんをはらすかのように美容整形を繰り返し、まるで別人になります。そして故郷の町での出来事が忘れられず、計画が実行されます。

少しでも美しくなりたい、そのためには何でもする、という気持ちは女性にとって本音のような気がします。また、外見と内面の関係についても人間の心理をえぐっています。
本当に「モンスター」なのは、人間の心、自分の心、なのかもしれません。
柊舎《目指せ、1日1冊!》 ★★★★☆
●3月新刊●
ある地方の町に高級フレンチ店をオープンさせた美しい女。
彼女はかつて醜い顔ゆえに周囲から「バケモノ」とあだ名され、友人も恋人もできずいじめられていた。
彼女の心の支えは幼い頃の初恋だった…。
◆顔の良しあしなんて所詮皮膚一枚の差だと言われるけれど、さてそれは本当なのでしょうか。
醜い少女故の苦悩、そして差別され固まっていくコンプレックス。
だからこそ彼女は自分の力で美しさを手に入れます。
そういった意味で、この作品は『みにくいアヒルの子』ではあるけれど、残念ながら人間であるゆえある日気がついたら白鳥になる訳はありません。
童話のように綺麗事ではないのです。そして美醜に対する男女ともに本音が描かれていると思います。
故郷に帰ってきたのは初恋への思いでもあったのでしょう。
それは彼女の純真な思いの唯一の心の拠り所だったのでしょう。
でもそれで彼女は幸せなのでしょうか?
本当に「モンスター」なのは何なのでしょう?
色々と考えされられる物をもった作品だったと思います。