中味よし。工夫して使えば鬼に金棒
★★★★★
内容としてはきわめてオーソドックス。新味を狙ったわりには中味が薄いテキストや月刊誌が少なくない中で、貴重な存在といえると思う。茅ケ崎の4,000語選択は「欧米の新聞や雑誌に登場する頻度」というはっきりした基準によって選ばれているので、無駄な努力をさせられる心配がないのがいちばんよい。例文もなかなか味があり、真面目と見せて時々ニヤリとさせるものもある。英語を学ぶのに必要なのは好奇心とユーモア精神と堅く信じる私にはうれしい限り。一つ文句をいうなら、重要語句が「赤」で印刷されていること。ちょと目にうるさい。せめて「紺」にしてほしかった。ただしこれもあくまで好みの問題。私はこのBook3と次のBook4の例文(英語)を自分で読み、テープに入れ、聞いて、即和訳し、また英語にいれ直す、という練習をしている。これは効果抜群。いつも欧米人の完璧な英語を聞いていると国際化時代にはかえって困る。吹きこんだりする暇がない、という方はCDを買えばいいし、工夫して使えば値段の100倍分くらいの効果はあります。
英英辞典形式で語義がまとめられていれば。。。
★★★★☆
本書には英字新聞で頻繁に使われる単語4000語のうち、応用編ということで、難易度の高い単語が収録されています。例文の中に数語重要語がおり込まれている2行程度の文章が各Unit40文掲載されており、見開きで訳文が右側に記載されています。Wordテストでは英英辞典形式のクイズも掲載されています。CDとあわせて、練習すれば重要度の高い単語を効率よく学べるでしょう。
ただ、この本を勉強しようと思うレベルの人であれば、単語の意味を日本語で詰め込むよりも、語義を英語で解説してあったほうが良いかと思います。個人的な意見ですが、見出し語の英英辞典形式の解説が見開き右側に付いていればBestです。
対訳は見開きにせず、巻末に記載されていたほうがいいです。その方が英文を読んでいるときには英文だけに集中できる構成になると思うので。