サーバ、クライアントのOSと記憶
★★★★★
日系SYSTEm、日経Linuxの記事を組み合わせて書籍でありかつ雑誌の特別号として
ISBNと雑誌番号の両方がついている冊子。(ムックという)
5章、6章はすべて書き下ろしという雑誌には掲載していなかった内容とのこと。
サーバ、クライアントのOSと記憶の仮想化の技術が分かる。
はやり言葉の「クラウド」を前面に出してないところが好感が持てる。
ネットワーク、画面、プリンタの仮想化については深くは触れていない。
事例があるので自分が何がしたいかで、どういう技術を利用するとよいかの検討を始めることができるかもしれない。
仮想化自体と現在の状況を把握できる良書だと思います。
★★★★★
日経BP社のセミナーには中身を確認して、即座に買ってしまいました。
去年版も買いましたが、今年の方がわかりやすい気がします。
専門家でないかたにも、第一章で基本と現状の概略、二章で実例をもっての具体例記載されています。
きっと、この50ページ程だけでも参考になるかもしれません。
その後は、「サーバ仮想化の構築運用」、「サーバ仮想化製品活用法」、「クライアント仮想化の基本知識」、「ストレージ仮想化、データセンタ製品の基本知識」そして最後が「テクノロジー解説」と続いています。
システム担当者であれば、二章までと「クライアント・・・」「ストレージ・・・」を読んで、後は図や表を眺めて、自分の担当システムにあった例を読まれたら如何でしょうか。
この様な内容に慣れているとはいえ、270ページ読むのはつかれます。
特に四章の「サーバ仮想製品の活用法」は110ページもあり参考になりました。
来年の主体は「サーバの仮想化システムの展開」として纏まられたのかもしれません。
この値段、活かせば安いが、棚の中いれていたらちょっと高いかもしれませんね。
理由は製品紹介に近い部分が多い気がしますので。
仮想化技術の現況を手っ取り早く学ぶにはいいかも
★★★★☆
現在、仕事でサーバの仮想化の企画が始まったので、その勉強のために読んでみた。もちろん、ウェブ上でも仮想化の情報はいくらでも転がっているけど、こうやってまとまった情報として読めるのは、紙媒体である書籍や雑誌(この本はMOOK)の長所だろう。
最新製品・技術と活用法ということで、現在の仮想化(サーバだけでなく、ストレージやクライアントも)の最先端の情報を1冊の本で概略とはいえ、知ることができて、とても役に立った。もちろん、素人の私にとっては、難易度の高いものもあったが、少なくとも提案をしてくるベンダさんとの会話で困ることはないだろう。
記事の中には、導入事例もあり、これから仮想化に取り組もうとしているものにとって、参考になる。
特に気になったのは、VMWareとMSのクライアントの仮想化製品。サーバはVMWareを使おうかと思うが、その次は、現在、管理に苦労しているクライアントPCの仮想化をするには、MSの製品もいいかもしれない。Windows7の載ったクライアントPCを調達するときにでも合わせて検討すべきかな。