映画「ジュリー＆ジュリア」でメリル・ストリープが演じたジュリア・チャイルドの回想録。
夫の仕事によりフランスに転居したアメリカ人主婦ジュリアが
その食文化に惚れ込んでフランス料理に目覚め、
料理修業から大ベストセラーとなったレシピ本の出版やテレビの料理番組の制作をするまでの日々が
綴られています。

私は彼女のフランス料理にかける情熱や行動力に心を打たれました。
料理だけでなく戦後のヨーロッパの様子や、マッカーシーの赤狩りなど歴史的な出来事について
ジュリアの視点で描かれており興味深いです。

英語は、文字が大きく内容も難しくないので読みやすかったです。
注意すべき点としてはフランス語（特に料理の名前）が注釈なしでよく出てくるので
フランス語の知識があった方が楽しめるかもしれません。
この本は邦訳も出ています。