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Trying to Save Piggy Sneed

価格: ¥1,666
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Ballantine Books
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キャッチャー&ピッチャー ★★★★☆
表題作が一番好き。
「Trying to Save」=キャッチャー(イン ザ ライ)な気持ちと、同時に相反する気持ち。
それは小説家だけではなく、だれでも持っている、ということに気づかされる。さすが。
「Trying to Save」の方法が小説家ならではだからこそ、こうしてその「さすが」が書けてしまうわけだ。
必読のエッセイ ★★★★★
「ああ、やっぱりジョン・アーヴィングはいいな」って思える1冊。
8つの作品からなる短編集なのだが、とくに表題作のエッセイ『ピギー・スニードを救う話』がいい。「すさまじい体臭を放ち、見た目にも醜いピギー・スニードの悲劇」を通して、アーヴィングはじつに正直に、なぜ自分は小説を書くのかを語っている。アーヴィングという1人の作家を超えて、「作家の仕事とは何か」が語られているように思う。読者の立場からは、なぜわれわれは小説を読むのか、その1つの答えがあるように思う。
このエッセイは、『ガープの世界』『ホテル・ニューハンプシャー』『サイダーハウス・ルール』などの読後感を裏づける話と言ったら、鼻白む人もいるかもしれないが、僕にとってはそうだった。「感動」に理由づけなどいらないのかもしれないが、ときどき、その理由(温かい涙が溢れた理由)を理解したいと思うときがある。それをアーヴィング自ら語ってくれている(それがまた感動的なんだけど)。
アーヴィングのファンだけでなく、小説好きの方にぜひ読んでいただきたいと思うほど、すばらしいエッセイ。
必読のエッセイ ★★★★★
「ああ、やっぱりジョン・アーヴィングはいいな」って思える1冊。
8つの作品からなる短編集なのだが、とくに表題作のエッセイ『ピギー・スニードを救う話』がいい。「すさまじい体臭を放ち、見た目にも醜いピギー・スニードの悲劇」を通して、アーヴィングはじつに正直に、なぜ自分は小説を書くのかを語っている。アーヴィングという1人の作家を超えて、「作家の仕事とは何か」が語られているように思う。読者の立場からは、なぜわれわれは小説を読むのか、その1つの答えがあるように思う。
このエッセイは、『ガープの世界』『ホテル・ニューハンプシャー』『サイダーハウス・ルール』などの読後感を裏づける話と言ったら、鼻白む人もいるかもしれないが、僕にとってはそうだった。「感動」に理由づけなどいらないのかもしれないが、ときどき、その理由(温かい涙が溢れた理由)を理解したいと思うときがある。それをアーヴィング自ら語ってくれている(それがまた感動的なんだけど)。
アーヴィングのファンだけでなく、小説好きの方にぜひ読んでいただきたいと思うほど、すばらしいエッセイ。
アーヴィングのショーケース ★★★☆☆
ジョン・アーヴィングといえば長編小説の名手で、なんとも独特な作品世界と、なんとも独特な著者自身のキャラクターが印象的である。

本書はそんなアーヴィングの短編小説&エッセイ集。

ディケンズを題材にしたエッセイ「小説の王様」ではアーヴィングの小説観が垣間見れて面白い。
やはり彼は、「ストーリーは面白くなければいかん!」「ストーリーの『作ったような整合性』のどこが悪い!」と思っているのだ!

また、短編小説の方は、彼の作品世界が奔馬のよう疾走する直前に手綱を引いた(もしくは何らかの理由で疾走に至らなかった)作品たちで、その意味では食い足りないところもないではないが、これまたアーヴィングの作品世界が垣間見える。

訳者が本書をもって「アーヴィングのショーケース」と評したのもさもありなん。
そして著者自身は本書の中では、「ペンショングリルパルツァー」(題名からしてアーヴィング的!)と「インテリア空間」がお気に入りということであるが、僕も同感。
この2作はまさに「アーヴィングの世界」。

ジョン・アーヴィングの長編たちを理解するには、こうした1冊も不可欠でしょう。■
アメリカ現代文学の旗手の短編 ★★★☆☆
「ガープの世界」「サイダーハウス・ルール」などで有名な現代アメリカ文学の旗手ジョン・アーヴィングの短編&エッセイ集です。
小説ともエッセイともつかない作品が多くて不思議な感じでした。
「ピギー・スニードを救う話」でアーヴィングが小説を書くきっかけになったような出来事が書かれていて、その後何作品か挟んで、最後に「小説の王様」の中でチャールズ・ディケンズの文学論が書かれていました。
「小説の王様」では、ディケンズの素晴らしさをたたえ、現代文学の露骨に感情や感傷を書かないあり方を批判しているような文章が、現代アメリカ文学の旗手が書いていると考えるとおもしろかったです。
文章が多少読みにくかったです。