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ミトコンドリアはどこからきたか―生命40億年を遡る (NHKブックス)

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本放送出版協会
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:黒岩常祥/著 出版社名:日本放送出版協会 シリーズ名:NHKブックス 887 発行年月:2000年06月 関連キーワード:ミトコンドリア ワ ドコカラ キタカ セイメイ ヨンジユウオクネン オ サカノボル エヌエイチケー ブツクス 887 みとこんどりあ わ どこから きたか せいめい よんじゆうおくねん お さかのぼる えぬえいちけー ぶつくす 887、 ニホンホウソウシユツパンキ 6023 にほんほうそうしゆつぱんき 6023、 ニホンホウソウシユツパンキ 6023 にほんほうそうしゆつぱんき 6023 私たちの細胞の中で身体をつくり、エネルギーを生み出すミトコンドリアは、真核生物と別の生物が助け合う、共生によって生まれたものとされてきた。しかし、近年の研究成果によって、宿主真核生物が遺伝子の90%を奪い取り、強いものが弱いものを支配するという“収奪的共生”によって誕生したことがわかった。分裂を制御する“リング”
ミトコンドリアの起源、最先端知見の紹介 ★★★★★
 "ミトコンドリアは細胞に寄生した細菌が起源"という説は聞いていたが、それを分子生物学的に証明する研究過程を描いた本。
 主だった研究内容がすべて網羅され、紹介されている。圧倒的な内容とスケール、細胞を対象とした分子生物学実験の難しさがひしひしと伝わってくる。「すごいなぁ」とただただ唖然。
 最先端を紹介した内容でこの値段は絶対お得。NHKブックスには良書が多い。
通りすがりのバイオ研究者 ★★★★★
本書はある程度分子生物学に関する知識がないと理解出来ないものであると思われる。著書の前半は、ミトコンドリアだけではなく、これと関連して葉緑体など細胞内オルガネラに関して得られている知見に基づいて分子進化を論じている。正直なところ分子進化にはあまり興味はないのであるが、母性遺伝する仕組みやその生物学的な意義に関しては、面白さを感じる。著者は自身の経験を通して、その点についても実験結果に基づいて考察しており、またその実験過程が活き活きと描かれており現場主義の人だったのだと改めて感じる。完全に理解するためには幅広い知識が必要であるが、研究の現場の様子を感じたい人にも推薦できる本である。
おもしろい!! ★★★★★
が、一般向けではない。
つまり、入門書というより応用書(レビュー参照)。
ミトコンドリアの遺伝形式(母性遺伝)、
減数分裂、共生説、電子伝達系・クレブス回路、
エネルギー通貨としてのATP、エキソン・イントロン
という用語たちに多少の理解を持っていることが必要(ついでに興味も)。
ちなみに本書でミトコンドリアを持たない真核生物として
ランブルべん毛虫(ギアルディア類)、トリコモナスが挙げられているが、
最近の研究でそれらの細胞中にミトソーム、ヒドロゲノソームという
ミトコンドリア様の断片が発見され宿主生物発見は
お預けになってしまった(本書出版後。2001年、2005年)。またミトコンドリア共生説として
真核生物+真正細菌(αプロテオ菌)という従来の模式ではなく
古細菌(メタン菌みたいなの)+真正細菌という説も浮上している(水素仮説)。
それでも☆五つなのはおもしろいからである。

あと、一つ苦言・・・NHKブックスよ、索引を付けてくれ!!



分子生物学に興味のある人向け ★★★★☆
最近「ミトコンドリア・イブ」の影響か、一般の方にもミトコンドリアへの注目が高まっているらしい。しかしながら本書は純粋に学術的な内容で、分子生物学あるいは細胞生物学の基礎知識くらいは持っていないと読み進めるのにはつらいかもしれない。生物学専攻の大学1,2年生が教養のために読むのにちょうどいいような本である。もちろん一般の方でも現代分子生物学の最先端を知る教養書としても十分楽しめると思う。(興味が続けばの話ですが。結構専門的な内容も多いので。)

細胞や細胞器官の進化の歴史や機構に関して分子生物学的に今どこまで分かっているのかというレビューとしてもよくできているほか、一つの発見がまた次の疑問を生み、新しい発見のためには観察に最も適した試料の選択、実験手桊??の開拓、ちょっとした変化を見逃さないことが大切であることなど、実験科学がどのように発展していくかの実例も多くて勉強になる。著者自身も優れた業績を出し続けている生物学者なので解説も明確かつ正確である。
ミトコンドリアDNA解析の人類学への応用といった内容は最後に軽く触れられている程度である。もしそちらの分野のほうに興味のある方は他書を選択されたほうがよいと思う。