宗教学の入門書として楽しく読める
★★★★☆
『風の谷のナウシカ』をツカミにして宗教学の世界に学生を引きずり込もうとする本だ。ナウシカや風の谷の住人を宗教説話の登場人物になぞらえたり、ナウシカの服の色から宗教における色の役割の話を始めるなど、ナウシカはむしろ話のきっかけで、宗教学のお話をするのが目的。宗教からナウシカを解説したり、隠喩を求めたりする本(そう言えば、そんな本を一冊レビューでけなした覚えがあるなあ)のうさん臭さとは無縁で楽しく読めた。
宗教学について体系的な何かが得られるものではないけれども、断片的ながらもトリビアが得られるし、ちょっとした娯楽として、良くかけた本だ。ナウシカファンにはお薦め。
ただ、同業者として、苦労が知れると言うか、少々あわれな気持ちにならなくもない。教養教育の授業は、学生さんに聞いてもらおうとすると、興味を持ってもらえるところを作ろうと苦労するのだ。いかに面白いツカミを持ってくるか必死に考える。学問の本当の面白さはちょっと違うんだけどなあと思いながらね。ま、教養の授業は高等漫談だもんなあ。ある意味それで良いとも思ってるんだけど、学生の方から理解してやろうと言う迫力を感じないところが結構つらい。こんな講義をしていたら、試験は大変だろうなあ。採点のしようのない答案がほとんどで、どうして点を上げようか苦労しますよ、絶対。
『エコロジー思想入門』という付論がついているが、えらい異質でちょっと不思議。講義の都合上かと邪推してしまった。
忘れていた何か
★★★★★
縁あって正木先生の講演会を聞きました。テーマは「千と千尋」でしたが、気付かず見過ごしていたシーンにある必然的に作られたメッセージを先生が読みといてくれて、とても新鮮で、楽しかった。
その時この本に出会い、読み始めました。こむずかしいことは私には言えませんが、日本人が表で宗教を廃して来たことで今の子供たちに伝え損ねた「忘れていた何か」を取り戻せるきっかけになる本だと思いました。
こんな奥深いアニメを作った宮崎さんに脱帽だが、読みといて世に奥深さを知らしてくれた正木先生に感謝!
タイトルに偽りにあり
★☆☆☆☆
ナウシカを読み解くと謳いながら、実際にはナウシカを枕によくわからない宗教論がえんえんと続いていく代物なり。
ひさしぶりに金返せーと腹の底から思った。誇大広告の極地。JAROに取り締まってほしい。
「はじめての」だからしょうがないか
★★★☆☆
「ナウシカ」は、人間性の底深さを有しつつもエンタテインメント性を些かも損なっていない、あるいは、表層的に愉しませるものでありながらも穿ちうる問題を多く孕んでいるという、その意味ではこのテの問題を探る絶好の機縁となるテクストだと思います。けれども・・ナウシカの処女性は重要であるにもせよ、王蟲がいつまでも幼生の状態であり続ける(蝶などのように「変態」を果たさない)、したがってナウシカと相通ずる「童子王」的存在なのだという解釈など、どうだかなあ、と思ってしまいます。マンガ版「ナウシカ」などには、作者宮崎駿自身の峻烈なる思索の軌跡が見てとれる、それだけに、参照や取っ掛かりとしての「ナウシカ」ではちょっと不満。
ナウシカの世界から宗教学の世界へ
★★★★☆
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