略筮は皆が否定する筮法
★★★☆☆
宇澤氏の是とされる略筮は三変筮でも爻を変じてできた卦を之卦(= 元の卦の状況より時間的・順番的に後の状態とする卦)とする筮法だが、この筮法がおかしいことはこれを使った江戸中期の新井白蛾が卦読みがしばしば現実に合わないとこぼしていたことでも分かる。
同じ理由で明治の高島嘉右衛門翁もあえて変を使わず、昭和の加藤大岳氏も昭和35年にこの変卦は之卦でないとして伏卦と命名したが、その意味を明らかにできなかった。
私の拙いキャリアでも、この一爻変によっててきる卦を将来状況としてしまうとしばしば外すことは明らか。
宇澤氏がなぜこの筮法をお使いなのか解らない。
この三変筮の変卦の構造は在野の研究家によって昨年 解明されたが公開されていない。