タイトルの「カウンセラーのための」とか「アサーション」という
聞き慣れない言葉で、内容を見逃しちゃいそうな本です。
　立ち読みしたときは、かたい本でわかりにくいかな？と
思いましたが、自宅でゆっくり読んでみたら、
大切な内容がわかりやすく書いてあり買ってよかったと思いました。

・　自分の感情を知るヒント、そのための助け
・　気持ちや感情（要求）の効果的な伝え方
・　種々の思い込み（信念）の修正方法……
　一応、カウンセリングの現場でのこととして書いてありますが、
普通の日常、家庭内でも応用できます。

　本書から具体的に一つだけご紹介です。
　怒りに気づくための〈怒りの三段階〉
小さな怒り〜賛成できない、好きじゃない、困惑、イヤだ
中くらいの怒り〜腹立たしい、煩わしい（重荷に感じる）、イライラ、利用された、邪魔された
大きな怒り〜キレる、怒り狂う、怒鳴る、暴れる

　カウンセラーや親も、自分の感情に気づき、受け入れなければ、
クライアントや子ども（生徒）の無意識の感情に気づけないので、
受容も対応も後手に、不適切になる可能性があるようです。早期発見できないと、
キレて、行動化に進んでしまったりします。
　
　カウンセリングを学んでいる人、
カウンセリングを受けている方、カウンセリングに興味のある人だけではなく、
自分の人生を取り戻したい、自分の人生を生きたいと願っている人、
自分の気持ちや感情を伝えられなくて苦しいと感じている人などにも
広くおすすめです。お立場、段階に応じて、繰り返し読めそうです。
　本書のようにきっちり（突っ込んで）書いてある本を
１冊持つと、他の本を選ぶときも参考になると思います
　
　

一番お勧めです！他の本ではしっくりいかなかったようなことが専門的に詳しくわかるように書いてあります。本格的にアサーションを読みたい人はこれもぜひ読んでみては？基本を抑えてからよむとよりわかりやすくなると思いますよ。