不慣れな社内規程担当者に役立つ
★★★★☆
勤め先で社内規程の整備関係も担当しています。
経験者ならお判りでしょうが規程類を全く白紙の状態から作り上げるというのはかなり大変なことです。
この本は企業における各種規程についてその考え方やポイントを解説するだけでなく、具体的な事例を豊富に用意しているので、「規程を作れ」と言われたもののどう取りかかれば良いか途方に暮れる担当者の道標になると思われます。
自社の状況を鑑みつつこの本に記載されている事例を下敷きにして組み上げていけば、少なくとも見栄えの点ではそれなりに評価される規程を作り上げることが可能でしょう。
実運用に耐える規程は運用しつつ実情に併せて改善・改修を重ねて育てていくものなので、このような最初の産みの苦しみを和らげるツールがあればそれだけでも重宝すると思います。