テンポよく物語が進んで面白かった
★★★★☆
軍人ものだと、さまよえる艦隊シリーズを読んだ後だったので
話をテンポよく軽快に読み進めることが出来ました。
一冊で3冊のSFライトノベルを読んでる感じ?
とにかく主人公が新任下士官の割りに、出来すぎな気もするけど
話の状況も展開もよく出来ていて、非常に楽しい作品だとおもう。
とりあえず続編が読みたくなる作品です。
楽しかった
★★★★★
マイク・シェパード 氏の事はこの本で知りましたが、エリザベスムーン氏のカイラーラバッタの様な、雰囲気で一気に読ませていただきました。続編も期待出来ますね。楽しみが増えました。クリスティンアンロングナイフ中尉の活躍に期待します。
おもしろい、読めるスペオペ、是非読んで!
★★★★☆
おもしろかった。最近の早川はいいSF作品を引き当てる。L・M・ビジョルドのおもしろさに近いが、話の骨格は銀河の荒鷲シーフォート の デイヴィッド ファインタックに近いだろう。
個人的には、ファインタックの悲壮感とか宗教とかそういうものを排除したより好ましい作品に感じられた。話の展開がややイージーに過ぎるかもしれないし、恵まれてもいる。一歩間違えると王子王女の冒険譚になる。だが、複雑さはないかもしれないけれど、よく展開し伏線も作られている好ましい作品。満点ではないが、十分におもしろいのでお勧めできる。カバーイラストのイメージから惹起されるよりは良い内容だ。
満点でない理由は、「おもしろいだけ」だから。感銘を受けたり、涙したり、感慨にふける深みはない。それが優れた書き手と偉大な作家の境界線なのだと思う。しかしこのシリーズは是非続けていだきたい。今後の作品に大いに期待したい。
ライトなミリSF。女性少尉の冒険。
★★★★☆
舞台は300年後の未来。いつの時代だかの異星人の残したジャンプポイントにより人類は800の星系に勢力を広げています。異星人との抗争を経て、拡大主義はお休み中。もちろんお約束で、地球勢力と辺境域の植民星の仲は悪いです。いわくありげな人類の歴史があるようですが、一巻ではあかされていません。
主人公は、伝説に彩られた名家の出の新任少尉。父は政治家で首相。祖父や曽祖父は大富豪や戦争の英雄だったり。人類の寿命が延びているのか、曽祖父世代もバリバリ現役だったりします。
こんな世界観です。冒頭は誘拐事件解決のため、海兵隊を指揮して降下作戦です。ガジェットにニヤリとします。その次のミッションは左遷地補給基地のようなところ。
全体的にえらくライトな感覚のミリタリーSFです。主人公は軍人というところは違いますが、有力一族というあたりカイ・ヴァッタシリーズと似たところを感じます。訳者あとがきには、編集に言われるままに書いたら人気上昇てなことが書かれていますが、そんな感じです。
ミリタリーSFとはいえ、ウェーバーのようなスペオペ大海戦があるわけではありませんが、一冊できっちりと終わっていて意外に面白かったです。
まさに序章という感じの一冊でしたが、続きを読んでみたいなと感じる出来でした。