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テスティモニ(限定)

価格: ¥2,079
カテゴリ: CD
ブランド: ユニバーサル インターナショナル
Amazon.co.jpで確認
   本作がダナ・グローヴァーのデビュー・アルバムであるのは確かだが、以前はモデルだった彼女は一時期ピート・セテラの5枚のアルバムでサックスをプレイしたこともあった。その後、その粗削りなコントラルトの声が、元ザ・バンドでA&Rの達人へと転進したロビー・ロバートソンの目に止まり、彼女はドリームワークスと契約した。
   グローヴァーは本作で様にならないサックスを封印し、ほぼオリジナルの全11曲でソウルフルでドラマチックなピアノを弾いている。ローラ・ニーロを彷彿させながらも、グローヴァーは南部パプテスト派の教えに大きな影響を受け、その歌には宗教的な視点が染みこんでいる。もの悲しい「Rain」では信仰を失うことについて葛藤し、「Thinking Over」では自分の決心を助けてくれるように神に願い、ロバート・フロストの詩「行かなかった道」を重々しく語る。さらに、彼女は3曲でゴスペル合唱を巧みに用いて、現代のクリスチャン歌手としての面にとどめを刺している。彼女が栄光への茨の道に登ることを妨げているのは、そのポップ色と、失敗した人間関係をくどくどと考えたがる癖だ。けれども、そうした平凡なテーマに目を向たとたん、彼女の歌は情熱を失っている。そうではなく、南部のゴシック的な面をおもてに出したナンバーの方が、グローヴァーの持ち味が発揮されている。(Jaan Uhelszki, Amazon.com)