非常に平易な英語で、しかもコンパクトに（このVery　Short　Introduciton　Seriesの中でも特にVery　Shortなのでは？）まとまっていて、実に読みやすい。もちろんプラトンについてある程度知っている人が読むと多少物足りないかもしれませんが、広く浅くプラトンを読む上で問題となる部分、例えば愛、性、詩人、魂などについて、網羅してあるので、これを読めばある程度プラトンの著作に親しむ土台ができるでしょう。学生など、すぐにプラトンの全貌を知らなくてはいけないという人に最適でしょう。