これまでにスタジオ録音されたボックスパッケージをすでに4つもリリースしたレッド・ツェッペリンが、またもやってくれた。最初のアルバム4枚の中からジミー・ペイジ自身が抽出したコレクションは、ページとメンバーのブルースリフがリッピングする全盛期時代をとらえる。素朴な「Battle of Evermore」、スカイニードの「Free Bird」を聞くに耐えられるものにする平凡な「Stairway to Heaven」。隅から隅まで、かなりハードで、今までずっとギリアンドスキッパーを聴いてきた人にとって、初期のツェッペリンの中核をなす作品を知るためには非常にいい入門編になっている。長年のファンはブツブツ文句を言いながら、今回初めてリリースされた「Communication Breakdown」の1969年のビデオクリップへ早送りしよう。パッケージには貴重な写真が載せられた24ページの小冊子も付いてくる。