ヒーローが素敵です!
★★★★☆
シャロン・サラ(ダイナ・マコール)の待望の新刊は狼に育てられた出世不明、ネイティブ・アメリカンのヒーローと少女時代に家族を交通事故で亡くしたヒロインの組み合わせ。
ヒーローのジョーナは動物と意思の疎通ができ、どんな重病や怪我もたちどころに治してしまうヒーラーです。
ある時、大富豪の悪人を助けたことが仇となり永遠の命を得ようと企むその富豪者から養父を殺されたあげくにジョーナは追われの身となってしまいます。
富豪者が雇った追っ手から逃れてたどり着いた町でウェイトレスのヒロイン、ルースと出会い、瞬く間に恋に落ちますが ルースはわいせつな手紙を送り付けてこられたりストーカーに怯えた日々を送っています。
まずルースを悩ませているストーカーの犯人探しから物語が始まっていきます。
ハンサムで褐色の肌、髪が長く引き締まった体の持ち主のネイティブ・アメリカン、弱者に限りなく優しいジョーナがとにかく素敵です!
ただ現実離れしたストーリーなので好みがわかれそうな点とヒロイン、ルースの性格が平坦で魅力に欠けたことが主観的に星マイナス一つにしました。
読後感は癒しの作家さんの名にふさわしく平和な気持ちに満たされました。