Night over Water

価格：￥1,223

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September 1939. England is at war with Nazi Germany. In Southampton, the world's most luxurious airliner-the legendary Pan Am clipper-takes off for its final flight to neutral America. Aboard are the cream of society and the dregs of humanity, all fleeing the war for reasons of their own...shadowed by a danger they do not know exists...and heading straight into a storm of violence, intrigue, and betrayal....

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Eye of the Needle

これは楽しめた！ ★★★★★

物語の本筋はたった１夜のことなのに、幾つもの支流が重なって厚みが出ている。しかし、決して飽きることなく一気に読めた。これがこの作者の本来の実力と言えるだろう。第２次世界大戦を絡めているが、最後にはなんとなく間の抜けたギャング団も登場してくるし、得意のエッチなシーンもあって、これは明確にラブコメディだ。

読後感の良いオムニバス ★★★★★

　主な登場人物は５～６人で、大型飛行船に乗りこむ前と乗りこんでからの、それぞれの人生模様が丁寧に描かれています。
　最初は一つの事件に向かって収束していくのかと思っていましたが、それは最後の部分だけで、大半は人生模様が延々と続いて行きます。
　なかなか面白くならないと思いながら読み進むと、結局はそれぞれの人生模様が結構面白く、最後の結末の部分も含めて、読後感の良い小説に仕上がっています。
　表現は平易で、ベストセラーになるのもうなづけると思いました。決してアクション小説ではありません。

読みやすく面白い ★★★★★

この作品はFollettの良さが出ている作品である。第二次世界対戦勃発寸前にイギリスからアメリカへ向かう飛行機の中で、様々な人生模様が起こる。それを、アクションの要素を絡めながら、最後まで読者を飽きさせないように描くことにFollettは成功している。

500ページを超える作品だが、300ページほどの長さに感じた、といえば、面白さが伝えられるだろうか。登場人物の数が少し多いように感じるかも知れないが、人物のキャラクターが非常にわかりやすいために、混乱しなくてすむ。外国人の名前によく混乱する私にも問題なく読むことができた。
英語も非常に読みやすい。シェルダンの作品よりも少し難しいが、plain Englishの良いお手本である。

久しぶりに5つ星を出す気になった作品である。読まれることをお勧めする。

次はどうなるんだ？ ★★★★★

　Follettの作品は、現代よりも過去の歴史に題材を取った作品の方が面白いですね。この物語も大戦前夜の物情騒然たる世界情勢が物語の背景にあります。例によって登場人物はみんな個性豊かで魅力的です。大戦前夜に英国からアメリカに飛び立った大型飛行船に乗り合わせた連中が大西洋上でハラハラドキドキの大立ち回りを演じてくれます。物語全編にわたって「次はどうなるんだ？」状態です。