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ロボコップ DVD コレクターズBOX

価格: ¥6,804
カテゴリ: DVD
ブランド: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
Amazon.co.jpで確認
 『ロボコップ』の第1作はスリリングでユーモアにあふれ、非常に独創的であり、興行収入も5千万ドルを突破したが、続く2作(さらにTVシリーズの2作)は内容的にあまり関連がないものであった。「収穫逓減の法則」が劇場版3作にも当てはまることは避けられないが、映画の根幹をなす前提に説得力がある分、初期の作品ほど見る価値のある要素を多く含んでいる。それは、オリジナル作品(デトロイト市警のピーター・ウェラーが職務中に殺され、犯罪取締まりのサイボーグに生まれ変わる)ですでにシリーズ全体の世界を確立してしまったためである。ポール・バーホーベン監督は、テレビのニュース、商品、そして大企業などの風刺に多くの時間を費やしてそれらをストーリーに反映させている。しかし、暴力的、あるいは残酷なシーンが加わると(それが非常に鼻につくようになる)、全体のトーンがこっけいなものとなり、軽薄にさえ感じられる。『ロボコップ2』では監督が『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』で名声を得たアービン・カーシュナーに替わり、格段に落ち着いた路線となる。この2作目は過小評価されている。確かに宣伝はあまり行われず、メディアに取り上げられる機会も少なかったが、幾つか創意に富んだ手法が用いられている。たとえば、ロボコップが再プログラムされて暫くの間は説教をまくし立てるダドリー・ドゥライトになったり、麻薬の売人が財政難に陥ったデトロイト市を乗っ取ろうとする。また、悪人たち(映画史上最も節操がなく口の悪い12歳も含む)は1作目よりは暴虐ぶりが収まっている。(Bruce Reid, Amazon.com)