ニューラルネットや遺伝アルゴリズムってどんなものなのかを知りたい人は、専門書を読むより、まずは実際のプログラミングで体験するのが一番の近道であろう。そんな要望に応える一冊であると思う。ただ、ソースを含んだ付属のCD-ROMなり、フロッピーが無いので、自分で打ち込まねばならない。しかも、マイナーながらコードのミスプリが目立つ。
後半のCGに関する部分は、著者の昨年の著書、OpenGL 3Dプログラミングと内容がかなり似ている。 この種の本として、A5版のこのページ数は少々スペース不足気味であることは否めない。内容的には非常に気に入っている。