An Evening With Marilyn 2007 Calendar
価格: ¥1,158
それは、彼女の少女のような、ささやくような声のせいかもしれない。あるいは、微笑むときの踊るような目の動きのせい、それとも、この世ならぬ輝きをまとっているように見えるせいかもしれない。いずれにしても、マリリン・モンローは、ハリウッド史上もっとも魅力的で、誘惑的で、チャーミングな女性のひとりに数えられている。そのセクシーさを賛美され、その傷つきやすさと無邪気さが愛されたマリリン。映画界の偶像として一世を風靡した彼女のイメージは、熱烈なファンをいまだに魅了し、喜びを与え続けている。本書では、マリリンのこの世のものとは思えぬ美しさと、あふれんばかりのカリスマ性が、1961年のある特別な一夜に撮られた一連の官能的なポートレートのなかにとらえられている。マリリンは当時35歳、あの悲劇的な死を迎える前年のことだ。ルック誌の25周年記念号の表紙を飾る写真を依頼されたダグラス・カークランドは、乱れたベッドのなかにいる秘密めいたマリリンの姿をカメラにおさめた。そこで撮られた写真の数々は、映画界の伝説マリリン・モンローをうつした写真のなかでも、群を抜いて自然で艶っぽいものになっている。ムーディーで粒子が粗く、感情に訴えかける写真には、カークランド本人による撮影の裏話も添えられている。彼の言葉と写真は、ハンサムな新人写真家とハリウッド史上もっともセクシーな女性との、つかのまの、けれども忘れがたい出会いにまつわる魅惑的な物語を伝えている。