サントラにも強化フォームを
★★★★☆
別に、変身ヒーローが出て来なくても、普通に現代の大人向けの探偵もの、犯罪捜査ものの音楽として通用するのではないかと思うくらい、クールかつ痛快なケレン味に満ちたアルバムです。
歌ものはOPテーマのTVサイズのみにし(その代わり数々のED、挿入歌は独立のタイトルでCD化されています)インスト曲に徹した構成になっているため、気がつけば近年の仮面ライダー劇伴集の中でいちばん個人的ヘビロテになっていますね。
M−01『今までのダブルは』〜05『出撃リボルギャリー』へのシークエンスは、平日朝、カラダもアタマもガシガシエンジンかけたい時間帯の、格好のお供です。
ただ、企画としては、“これきり”では物足りない。1年クールの番組の、放送開始後わずか3ヶ月時点でリリースされており、ファングジョーカー、アクセル、エクストリーム、敵サイドのウェザードーパントなどの強力キャラ&フォーム参入をも織り込んだヴァージョンを、ぜひ続けて出していただきたいと思います。
ダブルを観ているあなたに、さらにディケイドの音楽が好きなあなたにもお薦め☆
★★★★☆
前作が好評だったためだろうか、今作も鳴瀬シュウヘイさんと中川幸太郎さんのペアが音楽を担当しています。
私は、「絶対可憐チルドレン」(テレビ東京系)のころから中川さんの音楽が好きなので、それもあったのですが、
トラック2「俺たち二人で一人」は最高!ダブル変身前の決め台詞をいうシーンで使用されていますが、
男のダンディズムあふれる良曲だと思います。
トラック27「ハードボイルド」もダブルを象徴する曲で、ダブルの戦闘シーンで使用されているイケてる曲です。
全体としてハードロック、さらにジャズ系の曲がいい感じがします。
今作のテーマの1つ「ハードボイルド」ということで、ディケイドとはまた一味違うカッコいい名曲が揃っていると思います。
収録曲数53曲、時間にして77分ということで、CDの収録限界ほぼギリギリで、出し惜しみがありません。(私の知る限り)
なかには、こんな曲あったっけというのもありますが。
今後、もし改善してほしいとしたら、ジャケットです。表紙の絵はこれでいいのですが、内容が薄い。
ジャケットを詳しく読んで、音楽への思いを一層深める。音楽配信じゃなくて、CDを買う醍醐味の1つだと思います。
今後に期待してます。