やっぱりギブスンはギブスン
★★★★★
実は去年買って、途中で読むの止めてたんだけど、改めて読み始めたら、あっという間に読んでしまった。前半は、まどろっこしい展開でギブスンらしくないなって思ったら、残り100ページぐらいから展開のスピードが上がって、そこからは一気だった。
前作『パターン・リコグニション』も9・11以後のアメリカを描いていたが、今回もそう。さらに鮮明にギブスンの対テロへの答え、考えが出ているような気がする。
もはやサイバーパンクとはいえないかもしれないが、やっぱりギブスンはギブスン。