超絶ベース奏者ブライアン・ブロンバーグの最新作 高層ビルが立ち並ぶニューヨークの夜景の中にそびえる三本のウッドベース。この印象的なデザインのアルバムは、驚愕のテクニックでエレキもウッドも自在に弾きこなす超絶ベース奏者ブライアン・ブロンバーグの最新作。この作品ではウッドベースとピッコロ・ベースのみで挑んでおり、自身のベースにスポットあてたアルバムというより、バンド・サウンドを意識した内容となっている。 全曲ブライアンのオリジナルで、ピアノとドラムとのトリオによるナンバーで「If Ray Brown Was A Cowboy?(もしレイ・ブラウンがカウボーイだったら?)」という面白いタイトルのナンバーや、カントリー・ウェスタン調にバンジョーやヴァイオリンを導入した「Hayride」、ゲストのランディ・ブレッカーとジョージ・デュークが参加したナンバー「The Eclipse」など、個性的な楽曲が並ぶ。バンドを支える力強く、安定感抜群のブライアンのベースも相変わらず最高だ。