この「問題集」を解いても、全く試験問題が解けるようにはならないだろう。これは様々な分野の様々なレベルの問題のうち、どちらかというと、「あ、そうか、気が付かなかった」という解き方のできる問題を集めたものだ。パズル的な楽しみ方もできるだろう。この本ははじめに「問題」のみが並び、つぎに「ヒント」のみが、そして最後に「解答」が来る。使い方としては問題文だけを見て頑張り、ちょっと無理そうなときにはヒントを参考にする。そして解けたとき、(あるいはあきらめたとき)解答を見る、というのがオーソドックスだろう。
ストレートなアプローチでは難しい問題も、発想を転換すると簡単に解ける。どれだけ自分の頭を柔らかくできるか。挑戦してみよう。
(言い忘れたが、問題のレベルは一般にかなり高い。物理系の学部3年以上くらいじゃないと楽しめないかも。)