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タフ&クール―Tokyo midnightレストランを創った男

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日経BP社
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   著者は「ラ・ボエム」「ゼスト」「モンスーンカフェ」「タブローズ」など、東京の夜を彩る有名レストランの経営者。23歳で起業。76年オープンの六本木「ゼスト」を皮切りに、次々と新しいスタイルの店舗をデビューさせ、現在は1200名以上のスタッフを使う2部上場企業「グローバルダイニング」の社長である。四半世紀にわたって華々しい活躍を続ける理由はどこにあるのか。その秘密を多角的に掘り下げたのが本書である。

   全体のボリュームの約6割を占める第1部「長谷川耕造物語」は、波乱万丈の自伝として実におもしろい。早稲田を中退し、北欧を放浪中にフィンランド人と婚約。駆け落ちのように帰国して高田馬場の喫茶店「北欧館」を軌道に乗せるが、離婚や妹の自殺といった不幸に見舞われる。その後、何とか六本木のパブ「ゼスト」とイタリアンカジュアル「ラ・ボエム」を成功させ、アンティークショップとフレンチレストランの失敗、従業員との軋轢などを乗り越えると、会社は急成長してゆく。たとえば「(社員に)常に新しい挑戦の機会を与えていかなければ、必ず仕事への情熱が失せてしまう」など、端々にしたためられた反省や考察は、経営者にとって意義深いものが多い。

   自伝を補足する形で「長谷川耕造の経営哲学」、高校の同級生だった仏文学者の鹿島茂によるインタビュー「長谷川耕造に聞く」、そして鹿島の「解説」が続く。「昇給、昇格、そして店舗の異動も自己申告制」「数値化された結果による完全実力主義」をはじめ、鹿島が「革命的な労働観の持ち主」という著者の経営システムがいかに時代を先取りしているかに驚かされる。

   自伝と経営論の2本立てになっているのも本書のいいところだ。成功した経営者による本は、とかく格言集のようになりがちだが、自伝という物語があるおかげで、個々の制度が生まれた背景などの状況証拠も手に入る。やりたいことをやってお金も儲ける。そんな夢を描く経営者なら、手に取って損はない。(齋藤聡海)

勇気をもらえる本です ★★★★☆
グローバルダイニング社長 長谷川耕造氏の半生、経営の考え方を書いた本です。
社長の視点から書かれた本ですが、他の本と違い、著者の間違いが隠さず書かれています。
また、考え方も異色です。
勇気がもらえる良い本だと思います。
持つべきものはいい友だち ★★★★★
長谷川さん、鹿島さん、高校時代からの友人だそうです。
お二人とも分野は違えど、大活躍。
しかもお二人ともその分野ではアウトロー。
持つべきものはいい友だちですね!
この本を読んで氏に会ってみたくなりました ★★★★☆
 読み始めから長谷川耕造の勢いに引き込まれ、一晩で一気に読み終えてしまいました。
 この手の起業家成功物語は自分がいかにラッキーだったかとかの自慢話に終始しますが、彼の人生のトータルを赤裸々に告白している点が共感できます。

 飲食業で起業しようとしている人達へのハウツー本というより、仕事を通じていかに楽しく生きていくかを強烈に訴えた本だと思います。
 もちろん、起業のエッセンスは本書の中に沢山散りばめられています。
 起業に特に興味のない人でも楽しく読め、読み終わったあと元気になれる1冊です。

TOKYO midnightレストランを創った男 ★★★★☆
長谷川氏が経営する「グローバルダイニング」は東証2部の企業です。
アメリカにも出店し、今や30店舗ほどのレストラン群を擁する企業に育て上げました。さらに挑戦は続きます。

長谷川氏の経営哲学は、次の言葉がすべてを物語っています。

<外食産業とは、ただ料理や飲み物を提供するだけのビジネスではない。私はそう考えます。お客様に喜んでいただける空間を創造し、最高のサービスと最高の料理を提供する―。つまり、“エンタテインメントとしての食事”を創り出すのがわれわれの仕事です>

最高にタフ&クールな人生 ★★★★★
長谷川耕造氏の最高にタフ&クールな人生と経営哲学を、疑似体験できるまさに読書の醍醐味と言える一冊!

自分にはどうあがいても真似する事のできない彼の人生を小説感覚で堪能できる前半部分、欧米の前衛的な経営者と比してもひけをとらない、氏の革新的な経営哲学が語られる後半部分、ともに読み応え十分。

その長谷川氏が、組織の管理者としても、一個人の人間としても、かなわないと認める、この本が書かれた当時のグローバルダイニング社の取締役・久保氏について語られる箇所が個人的に印象に残った。
長谷川タイプにはなれないが、久保タイプのビジネスマンとして一流を目指そうという自信が湧いた。