バスケットボールの指導に携わった頃に発売になり、すぐに購入して読み通しましたが、あれから20年が経つ今でも時々引っ張り出して読む機会があります。

単なる技術解説書ではなく、吉井先生が試行錯誤されながらどのようなプロセスを経てその結論に至ったかまで書かれているので、理論的に納得がいき、理屈っぽい性格の私のような指導者には大変役に立ちました。

特にコーチングフィロソフィは必読です。バスケットボールの(に限らずスポーツの)指導者というものは、しっかりした理念・信念のもとに指導しなければいけないことがよくわかります。

　故吉井先生によるバスケットボールの指導全書です。
　指導全書と銘打つだけあって、その内容の広さと深さには感動すら覚えます。約２０年前の本になりますが、その内容には古さを感じさせません。読むたびに新しく気づかされることが多く、その内容の深さに驚かされることも珍しくありません。
　バスケットボールの指導者にとって必読の書だと思います。