本作『Flowers in the Dirt』は、1980年代のポールのベスト・アルバムのひとつとなった。エルヴィス・コステロとアルバム中の3曲を共作したことがポールにとっていい刺激になったのだろう。コステロの参加した「My Brave Face」、「You Want Her, Too」、「That Day Is Done(ふりむかないで)」は、複雑で苦みが効いている。こういう味わいは、ポールが単独で書いた曲にはまれなものだ。
しかし、サー・ポールも負けてはいない。「Put It There」は、父親の思い出をつづった感動的なチューン。また、「This One」、「Figure of Eight」、「Rough Ride」も、すぐにポール最高のポップ・ロックにランク・インできそうな佳曲だ。(Daniel Durchholz, Amazon.com)