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紙のピアノの物語

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
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   デビュー盤『奇跡のカンパネラ』、『憂愁のノクターン』と2年連続して、日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤーに輝いた奇跡のピアニスト、フジ子・ヘミングがイラストを担当した初めての絵本が本書である。

   少し豊かな家々にはピアノが備えられはじめた時代に、母と少女はふたりだけのつつましい生活を送っていた。ピアノが大好きな少女のために母が与えたのは、紙のピアノ。そんな紙のピアノがおこす奇跡とは…?

   ほんの少し昔の時代への郷愁が全体から感じられる絵本だ。落ち着いたトーンのイラストがほとんどを占め、その世界観は巻末に寄せられたフジ子・ヘミングの文章へと続いていく。「私と弟が寝ると、母は必ずショパンを弾いていたの。子ども心にも、なんて素敵なんだろうと思ったわ。」

   いつまでも少女の純粋な気持ちを忘れたくないというフジ子・ヘミングの気持ちが隅々から伝わる本書は、彼女のファンだけでなく、ほんの少し昔に少女だった大人たちに読んでもらいたい1冊である。(小山由絵)

話も絵も美しい!! ★★★★★
私は絵が好きで購入しました。
しかしながらストーリーも大好きになりました。
主人公の女の子のピアノに対する気持ちに胸が苦しく切なくなりました。

我が子にも読み聞かせをすると、ピアノを大切にする気持ちがいっそう
強くなったようです。
心で弾くピアノ―音楽はその人の心の中にある ★★★★☆
 ごく単純な話です。でも、これを単なるイメージトレーニングだとは言わない? だろう。学ぶ、勇気を持つ、くじけない、感謝する、本当に好きなものに向かって障害に負けずに進んでいく時、道が開かれるのは、その人の心の持ちようであることを、その人を支える愛情であることを、音楽は証明してくれる。
 ピアノ、その指先から伝えられる心、そのメロディ一つ一つを絵に塗りこめたかのような色、線、イラストや挿絵の手本にしたいような「雰囲気のある世界」が作り上げられているのは、描き手がピアニストのフジ子・ヘミングによるものが大きいだろう。
 カヴァーに添えられた彼女の写真と「魂のピアノ」というメッセージ、彼女のサインが力強く本を引き立てる。これが彼女の最初の絵本の挿絵である。
子供はもちろん、自信を失った大人にも勇気を与えてくれる一冊 ★★★★★
「紙のピアノ」と聞いて、あ~そんなの昔あったなぁ、という懐かしい思い出に浸りながら読みました。今のように安い値段でキーボードが、売られていなかった時代、ピアノは今よりずっと高価な特別なものでした。

私は、3人の子供とピアノ教室に通うようになってお稽古をあまりしない時、子供に読んで聞かせました。今の子供って、自分が恵まれているっていう事も気づいていないのです。
地道な努力を実らせる主人公をみていて、きっと自信を失った大人も感動する物語です。

絵は、研ぎ澄まされたフジコへミングの感性を思う存分堪能できます。特に猫やネズミの絵がとってもかわいい。