これはこれで
★★★☆☆
私はこのCD BOXの購入をきっかけに筒美作品のコレクションを始めました。結果、7〜8割の作品は集まりましたが未だ現品を見たことのないレア作品が多数あります。コアな方には60年代から70年代初期の作品に人気があるようで、オークションでも高額になっています。大ヒットした曲は容易に入手できるので、未CD化や、ベスト盤の発売がされてないカルトな歌手のレア作品を大ヒット曲集とは別にまとめて発売してほしいです。
選曲に疑問
★★★☆☆
前回出た4枚組×2に入らなかったレア曲がたくさん入っているのはいいと思う
ただ、全6枚組のうち、カバーだけでディスク1枚分使うのはどう考えても疑問
ヒット曲の多さ、年代やジャンルや提供した歌手の幅広さの前では、カバーははっきり言って大した価値もありがたみもないと思う
原曲並みの認知度を得て自身のブレイクのきっかけにもなった森高の「17才」とプラス3曲くらいで充分でしょう
筒美京平作品の集大成と言いたいが....
★★★☆☆
希代のヒットメーカー、筒美京平の作曲家40周年を記念して発売されたファン垂涎のCDBOXである。おなじみのヒット曲をはじめレア曲やカバー曲、当時非売品だったCM曲まで6枚組の選曲は実に幅広いが、凝縮され過ぎてあまりに散漫的なのが実に惜しい。筒美京平の才気を堪能するには、やはり10枚組ぐらいで発売された方が妥当だったかも知れない。南沙織や平山みき等のアーチスト別に発売された「筒美京平を歌う」シリーズの方が全然楽しめる。
楽曲は素晴らしい,でも選曲が・・・
★★★★☆
「筒美京平の世界」というサブタイトルが示すように,偉大なヒットメーカーである氏の仕事の素晴らしさは伝わってきます.ただ筒美京平ワールドを紹介するにあたって,6枚のCDという構成を選んだ場合,今回の選曲は疑問.
マニアの方にとっては,レア音源である5枚目,6枚目は貴重なものなのかもしれません,これを入れるために,代表曲を2枚目までに収めようとしていて,単純に筒美京平メロディーを楽しみたいという筒美京平ファンにとって,気持ちのよさが少し損なわれている感じがします.ライナーノーツに収められた氏の膨大な作品リストを見て,そういう気持ちを持ちました.
初心者の私的には,1〜2枚目の選曲コンセプトで,4枚目まで,3〜4枚目を5枚目1枚に,5〜6枚目を6枚目一枚にくらいのバランスで構成して欲しかったです.
なんか“愛”が足りないし、「これさえあれば!」というものでもない。けれど、
★★★★☆
考えてみれば、オレがバブバブいってた頃からプロの作曲家としてヒットを連発し、第一線で活躍し続けてこられたという、そんなものスゴい人である筒美京平さんの仕事を5+1枚―うち1枚はカバー集―にまとめたもの。なのだが、なんか選曲だとか構成に乱暴というか雑なところがあり、いまひとつ“愛”が感じられないんだよなー。まず、代表的な作品を最初の2枚に凝縮しようとしたようだけど、やっぱりムリがあったようだ。少なくとも、倍の4枚ぐらいは使って、もっとしっかりしたものを提示してほしかった。この2枚だけでは京平さんのことはよくわからない、という気がする。続く2枚は、やや通好みなセン、ということで選曲したのかな、ということはわかるし、もちろんいい曲いっぱいなんだけども、こちらもまた、ちょっと焦点がぼやけているような印象で、素直に楽しめない。ということで、6枚のうち4枚に関しては「(京平さんのことなら)これさえあれば!」というところまでは到達できずに「ちょっと外したな」、という感じで残念。一方、ちあきなおみから玉置成実―たまき・なみ―までという、非常に振幅の大きいカバー集はバラエティー豊かで、意外にもなかなか楽しめた(ストレートなオーケンの「お世話になりました」に、ちょっと感動)。そしてディスク6のレア音源の数々は、内容的にも本当に素晴らしい。これだけで、この箱の価格のかなりの部分を占めている、といっても大げさではないだろう。
なお、CDは2枚ずつ1つのケースに収められており、歌詞などを掲載したブックレットがケースごとについているほか、別冊のブックレットもあり、そちらには京平さんによるミニエッセイ、BSフジ『HIT SONG MAKERS』における京平さんらへのインタビューを活字で再構成したもの、66年「黄色いレモン」から06年「恋のダウンロード」までの作品リスト、などが掲載されている。