載っている用語に関してはかなり細かいです。
なので、これに手をつける前に通史の教科書や講義本をやってから入るようにした方が理解が深まるし、記憶の定着にも良いと思います。

代ゼミのコンプリート日本史の授業と併用すれば日本史で困ることはない。

伊達先生には予備校でお世話になりました。
授業で配布されていたプリントが書籍化された本です。
派手な先生ではありませんが非常に研究熱心なきめ細やかな授業のおかげで最も苦手な日本史を短期間で偏差値68.9まで引き上げることが出来ました。
私の場合は伊達先生のプリントと広辞苑が収録された電子辞書を用語集代わりに利用してインプットし、アウトプットに金谷俊一郎(著)の一問一答を使用しました。

空所補充のみというシンプルな構成だが、この一冊でセンターから早慶上智までの用語暗記問題には対応出来る。

また、この一冊で通史の理解も確実になるだろう。

使用法として注意すべき所は、
この書を含め全ての参考書に当てはまる事だと私は信じているが、
用語の暗記を八割、九割確実にして、初めて効果があるという事である。

そういった意味で、二周、三周する必要があるので、受験までに短期間しか残されていない人には不向きかもしれない。


しかし、そうでない大方の人にとっては、この書は非常に有益であろう。

代々木ゼミナールの有名講師伊達氏による日本史参考書。

この本はあくまでも知識の定着、確認の為に活用する本であり
最初から解説を読んで流れを掴むのには向いていない。
まずは教科書や「石川の日本史」などで
全体の流れをしっかりと頭に叩き込み、
その上でこの本に取り組んでもらいたい。

この本は説明文の中に空欄を設けて語句を補っていくスタンダードなタイプだが
中身はかなり詳しく・分かりやすくまとまっており
個々の知識の確認ができるのでなかなか有用。
日本史を使って大学受験を考えている人には是非お勧めしたい。