また、なんでも立派にやりとげようとする女性が陥りやすい問題点についての記述も、大変参考になった。心理学的なアプローチからの解説が多い本書において、出会いを「必然」とみなし、「奇跡」と思えるかどうかに関しての内容が書かれている点は、家族関係が複雑化し、多様化する中で、長く安定して続く夫婦関係もありえるという「希望」を見たような気にさせてくれる良書です。