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Principles of Quantum Mechanics

価格: ¥12,121
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: Springer
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初級から中級までのレベルの決定版 ★★★★★
私はこの本を読む前に6-7冊の本を試してみましたが、この本ほど分かりやすくて内容がしっかりしている本は他にありませんでした。一つの注意:従来の教科書のようにこの本は波動形式で書かれておらず、最初から行列形式で記述されています。これは決して欠点とは言えません。その方が一般性があって有力なMethodです。必要な数学は全て第1章にまとまっています。その後古典力学の必要な概念が載っているので、解析力学を勉強しいない学生も助かります。第4章に量子力学のPostulationが記述されてから第5章以降は一次元ポテンシャルへの応用、調和振動子、対称性問題、同種粒子問題、軌道角運動量とスピンやそれの合成、水素原子、摂動理論、散乱などの内容が載っています。経路積分についてもかなりのページ数が費やされていて、最後にDirac式について書いてあります。かなり厚い本ですが、時間をかけてじっくり読んでいけば初級から中級レベルの知がしっかりと身に付くはずです。読み終わっても参考書としての保存版ともいえます。J.J.Sakuraiの現代量子力学もすばらしい本ですが、初級レベルの内容は(一次元ポテンシャルなど)記述されていないので、Shankarの次にSakuraiを読むといいでしょう。因みにSakuraiの角運動量の章はShankarのそれより高度な内容です。Sakuraiの本には独特の”味”があって(私はSakurai第3章までしか読んでいません)、読むのは非常に楽しいです。ShankarとSakurai(現代量子力学)レベルの知識があれば、量子力学の面では場の量子論に進む準備ができているといえます。(しかし、場の量子論を学ぶには古典電気力学の高度な知識や複数解析の知識も必要です。)