Celtic Woman
価格: ¥2,268
伝統的なメロディーと民族ルーツ風を好む健全な一般の趣味に後押しされて、クロスオーバーのジャンルはアイルランドの楽団、ケルティック・ウーマンによるこのデビュー作で、さらににぎわい続けている。シャロン・ブラウン、デイヴ・カヴァノー(アイルランドの成功したケルティック・コレクションズ・レーベルの設立者)、「リバーダンス」カンパニーの音楽ディレクター、デヴィッド・ダウンズの創作品であるCWは、5人の若い女性ミュージシャンとヴォーカリストがこれまでにない喜びとアイルランド風のフォーク、ポップ、クラシックを融合させたものだ。
押しつけがましさや、クラブ・ビートや『Bond』風のセクシーな衣装は避けて、このアンサンブルは、ゆったりとして好ましい「Danny Boy」「Ave Maria」といったカバーのような予想通りのものから、エンニオ・モリコーネ『The Mission』からの熟成したヴォーカルを翻案した「Nella Fantasia」、エンヤの「Orinoco Flow」に至るまで、さまざまな曲に挑戦している。特に「The Butterfly」はライヴのボーナス・トラックとして収録されている「リバーダンス」と似たドライヴするフィドルの旋律を聞かせてくれる。「One World」「Send Me a Song」「Someday」と言ったディズニーのアニメ『ノートルダムの鐘』からのダウンズの解釈は、道の中央から邪魔なものを切り倒しているようで、これは主にアルバムのイージー・リスニングとしての意向を意識したもののようである。(Jerry McCulley, Amazon.com)