もとの「心理学辞典」を、ややひねって「臨床心理学事典」と(改)題している。とはいえ、やはり「事典」よりも「辞典」に近い印象。
記述はいたってシンプル。ゆえに明快だが、奥行きはそれほど無い。
見出し語については、英・独・仏語が付されている。
事項索引は、和文と仏文から引ける。たとえば、「拒食症」という独立した項目は存在しないので、和文索引から「オペラント条件づけ治療」「対立」「欲求」の3項目の説明に含まれた部分を参照することになる。
ちなみに「過食」という単独項目はある。