1 みちのくひとり旅 山本譲二
2 天城越え 石川さゆり
3 襟裳岬 森進一
4 舟歌 八代亜紀
5 よこはま・たそがれ 五木ひろし
6 北酒場 細川たかし
7 帰ってこいよ 松村和子
8 なみだの操 殿さまキングス
9 大阪ラプソディー 海原千里・万里
10捨てられて 長山洋子
11伊勢佐木町ブルース 青江三奈
12北国の春 千昌夫
13潮来笠 橋幸夫
14有楽町で会いましょうフランク永井
これをもってベストといわずに何と言う、素晴らしい選曲である。いやもうコレで限界の選曲かもしれない。しかも演歌のCDのくせに全曲非常に熱い解説付き、「なぜ演歌は北へ向かうか」「ロングセラーは自らの歌唱力の確認」「単語だけでも演歌になる」「股旅物は男の美学」など、タイトル見ただけでも読んでみたくなる。
また全曲全解説に英訳つきである。もしも英語圏の人に日本の音楽のCDをくれ、と言われればウタダでも浜崎でもなく間違いなくコレを渡す。正しく『日本の』音楽だからだ。
それにしても所有欲をゆさぶる一品であった。ちなみにジャケットはしりあがり寿。映画「キルビル」で演歌のかっこよさを逆輸入的に発見してしまった若い僕らの、一生の(でも聴くのは時々だろうけど)、宝物に。プレゼントにも最適。買っとけ。