免疫組織化学を実際に行う技術者や研究者に
★★★★★
免疫組織化学を実際に行う上で必要なテクニックや原理が網羅されている。
抗体の一般的な性質や保存などの取り扱いといった基本的な内容、組織や切片の調製法、様々な固定や抗原の賦活化の方法が紹介されている。条件の違いによる染色性の違いもカラー写真で多数紹介されている。
最近は、キット化されいるものが多いが、本書を読むことで実験の原理が理解でき、また、思うように染色されないなどのトラブルへの対処を考えるのに最適な本である。
レイアウトがややわかりにくいが、免疫組織化学の和書の中では最もわかりやすく、かつ、詳しいものである。
免疫組織化学を自ら行う技術者や研究者に一番お勧めの一冊である。