土の香りがするような
★★★☆☆
チルチン人は書店で見たことがある程度で著者のことはぜんぜん知りませんでしたが、穏やかな雰囲気の生活エッセイで楽しめました。
多数掲載されている写真は、どうやら街中の家なのにどこか土と緑の香りがするような素敵な雰囲気です。
もっと田舎暮らしのハウツー的な本か、料理主体の本かと思っていましたが、
料理、食器などの身の回りのもの、インテリア、手芸の作品、などに著者の生活感が等分に漂う軽いエッセイでした。
色々なライフスタイルを経て、現在の肩の力が抜けた暮らしに落ち着かれた経緯がそこはかとなく伝わってきます。
料理に関しては巻末にレシピがついています。料理の基礎になる手作りの調味料について詳しく書いてあって参考になりました。