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Sumday

価格: ¥1,159
カテゴリ: CD
ブランド: V2 North America
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   『Sumday』におけるグランダディのスタイル上の変化は、姿勢の変化ほどはっきりと現れてはいない。前作『The Sophtware Slump』は、低予算アルバム的な実験性とカントリー風味のアメリカン・ポップを見事に融合させ、フレーミング・リップスからニール・ヤング、エレクトリック・ライト・オーケストラに至るまで、さまざまなミュージシャンを思い起こさせる内容となっていた。『Sumday』では、このカリフォルニア出身のバンドはいつもと同じことをやっているが、雰囲気がぐっと明るくなっている。

   「風雨にさらされ枯れてしまう気なんか毛頭ない/老いの季節を迎えたように生きるなんて(I got not reason to be weathered and withery / Like in the season of the old me)」――1曲目の「Now It's On」でジェイソン・リトルはそう歌い、アルバム全体の幕開けを新たに獲得した楽観主義で飾っている。「The Group Who Couldn't Say」は音楽業界に対する手厳しい批判になってもおかしくないところだったが、そうはなっていない。甘美だがナイーヴになりすぎることのないリトルの繊細な歌声が救いとなっているからだ。一方、「Stray Dog and the Chocolate Shake」は、キーボードによる弾むようなリフがアルバム『Under the Western Freeway』収録の「A.M. 180」を思わせるが、より遊び心にあふれた歌詞がつけられている。「Yeah Is What We Had」、「The Warming Sun」、「Saddest Vacant Lot in All the World」といった、スロー・テンポでメランコリーの色合いが強い曲にもグランダディ独特のサウンドが息づいている。雄大なスケールで奏でられるシンプルな音楽、それこそが彼らのトレードマークだ。(Robert Burrow, Amazon.com)