ボーカロイドのために作られた曲だからか、メロディがずっと繋がっているので聞いてる方が息苦しくなります。
実際ブレスもきつそう。それでも歌い上げてるのはさすがですけどね。

シングルを出す予定らしいですが、もっと人間の歌う歌らしい歌を聴きたいです。

シークレットトラックについて、風雅なおと＋ボカロの歌唱という
認識が広まっているようですが、
正しくは風雅なおと＋シンP+CDに関わったスタッフの方＋ボカロの歌唱です。
歌に関してはシンPさんとCDに関わったスタッフの方は素人同然ですし
プロ歌手の風雅さんと混同してしまうのは如何なものかと。

ニコ動で『卑怯戦隊うろたんだー』のＫＡＩＴＯver.を散々聴き込んだ後に購入。

センター付近のギターの音が少し奥に引っ込んでいて、音像がボヤけているように感じましたが、それもおそらく歌や他の音たちとぶつからないように、分離感を狙った卑怯なアレンジなのでしょう。

ボカロver.もナマ声ver.もそれぞれの良さがあると思いますが、本作は人間のナマ声ならではの良さが出ていると思います。

今回のような企画は僕は大好きですね。

風雅さん本人を起用した卑怯っぷりを考えると、☆５つ以外考えられません。

余談ですが、ニコ動にＵＰされている、風雅さんが藤田咲さんと対談している動画の中で、風雅さんが着ているシャツの柄が頭から抜けないです…

あのシャツは卑怯です…

ニコ動が見れる環境にある方は是非チェックしてみて下さい。

話は戻りますが、本作品は、うろたんだーの事が少しでも気になった方は、どんな卑怯な手を使ってでも手に入れて正解な作品だと思います。

予算不足の方も、お母さんとかにおねだりしてみては？

ヒーロー･戦隊モノの曲が好きな方も是非☆

　ＫＡＩＴＯの中の人が「うろたんだー」歌うんだ。ぐらいに思ってました。
　しかしＣＤを聴いてみると、かなり歌ったり語ったりで、シンＰと風雅さんが全力でエアアニメ？を作ってみた感があふれています。
　正直言っちゃうと風雅さんがＭＥＩＫＯ曲も歌っているので、最初は違和感を感じたけど、全体を通して聴くとこれもアリかなとおもいました。ちなみにオケはほぼ全部作り直したようです。
　これはもう他のＫＡＩＴＯ名曲も歌って欲しい。よろしくお願いします。

CDの内容は言わずもがな他の方のレビューの通り風雅なおとさんの歌声は
素晴らしいの一言であります。で、鑑賞するだけがこのCDではありません。
それだけならMP3で十分なのです。では何故わざわざCDにする必要があるのでしょうか。

ニコニコ動画で端を発し、VOCALOID、マジックスパイス、Amazonのランキング、
そしてご本人登場と、今までは到底無理ではなかったのかと言われる
コラボレーションを超えた遊びのムーブメントをどれだけ楽しむかではないでしょうか。

どんなに秀逸なゲームを作ろうとも現実の世界を飛び越えることは出来ません。
しかしニコニコ動画という有象無象という虚構のような世界から1人のユーザーが作り上げた
たった1つの動画が大きな反響を呼び、そして多くのファンのムーブメントによって
それが本当の歌い手が歌い、それがCDとなって自分達の手元に届くのです。

それが他人からすれば大した事のない出来事かもしれません。
しかし参加した側からすれば、どんな秀逸なゲームよりも楽しいイベントであり
その具現化したモノがCDとなって作られたとなれば、
それらは何十億掛けたゲームや映画をも凌駕するのかもしれません。

なぜならばそれらに参加することにより自ら体験ではなく現実に経験することが
できるからです。
ヴァーチャルでお腹いっぱいの古い世代の方にはこれらは理解しがたいかもしれません。
所詮ネット上の小さな出来事に過ぎないと。

ただ言えるのは今の若い世代はインターネットという「虚空」の世界では
良いモノを現実に惹き付け、そうでないモノは現実から突き放ち取り合わないのです。

まさかと思われるかもしれません。では現実に存在する既存のメディアはどうでしょう。
新聞、テレビ、音楽出版会社。こういう取り上げ方はちょっと卑怯ですか？
しかし、こういう時代の潮流はもう誰にも止められやしないのでしょうね。