これが名作でないのなら・・・
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これが名作でないのなら、何が名作なのか。
トッドのキャリアはもちろん、70年代のアメリカンロック屈指の傑作。
シンガーソングライター的な内省性とパワーポップの爽快さ、ブルーアイドソウルの切なさ、その全てを併せ持つポップのエッセンス。I Saw The Lightを始めとして美しいメロディに満ちている。後のソロに散見される偏執性(失礼)も影を潜めているのでトッド入門盤としても最適だろう。
湧き水のごとき才能を感じる名作
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マルチ・プレイヤーでオールジャンル・コンポーザーでもある天才トッド・ラングレンの代表作。珠玉のメロディーラインを誇る「I Saw The Light」や「Hello It's Me」の他、複雑に入り組んだアレンジのキーボードを主体としたプログレ作品、完成度の高いブギーなど、とにかくあらゆるジャンルの楽曲が渾然一体となって納められた名作。
現在も活動を続けており、今でも必ず歌われる名曲「I Saw THe Light」の魅力は群を抜く。
この曲の展開は実に単純なものであるのだが、1フレーズの中の音の上がり下がりが構成する旋律は非常に美しく、「よくもまぁここまで完成度の高いメロディーを書くなぁ」とただただ感心させられる。
そういうセンスの良さと同時に、バンドとしての音のせめぎ合いを聴かせるアレンジ勝利の楽曲も素晴しい。このタイプの曲も決して難解なアレンジではないのだが、各楽器が綿密に絡み合って構成されておりそれをカンタンに仕上げているようなアッサリ感が逆に驚異的。
このように全体として非常にカラフルな印象を持たせる素晴しい1枚であり、同時にトッドの底知れぬ才能をバシバシ感じる1枚でもある。
トッドの真の魅力が開花した第3作目。「ハロー・イッツ・ミー」!
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1曲目「アイ・ソー・ザ・ライト」が流れてきた段階で、もう1ラウンドTKO、って感じ。
そして、マットにノビている僕に対して、優しく「所詮は同じこと」を歌いかけてくる。
前2作も決して悪くは無いが、本作からトッドの快進撃が始まったと見る。
同じ1972年の「トーキング・ブック」から、スティービー・ワンダーの快進撃が始まったように。
ポップでやんちゃな楽曲をところどころ挟みながら、おしげもなく魅力的なフレーズをばら撒き続ける天才。
シンセの使い方もおしゃれでセンスがいい。
2枚組全25曲。ここまで粒のそろった楽曲ばかりが詰まっている2枚組アルバムも珍しい。同じ1972年発売のストーンズ「メインストリート」と比べると、もう…
…そして、極めつけは、ナッズ時代の曲の再演「ハロー・イッツ・ミー」!
初演もよかったが、こっちのほうが決定版です!!
サムエニがどこでも買える時代
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ディスク1-2はラズベリーズの録音にトッドが顔を出して、I can rememberに感銘を受けて作った、とエリックカルメンが言っていたけど、本当の話ならトッドはやっぱ天才ですね。トッドの凄いところは、極端にいえばNAZZの頃から、曲に向かう姿勢が完成されていた事で、1-1とヒーリングのTime Healsとリズムの作りは変わんないじゃん?(1-1はもろアナログ時代なのでテープスピードが変わるけどね)そういえばこのCDを1-1,2とHello It's Meしか聞かない人がいると聞いたけど、ベスト盤買えば?
1-4,5,6,11,12,13の流れがあるので、70年代で一番メランコリックなCDといわれるわけです。あと残響音の処理が最高だよね。それから楽器の使い方(特にグロッケンと木琴がお洒落)いいなあ。この時代一人きりでアルバム作ってた人ってそういないわけで、他の人とクオリティを比べると、さすが若い頃からいろんなアーティスト(バンドやジェシーウィンチェスターやキャバリエ、バッドフィンガー・・・・)の卓をやってきて、見聞きしてる人は違うよね。ディスク2はムーギーが作った2-7が昔っから好きだったんですけど、2-8,11にトッドの本質を垣間見ちゃうね、僕は。何故、皆にいつもこのCDだけ人気あるのか、正直、納得言ってないのですが、曲だけじゃなくて、この頃の空気感とか、トッドの気持ちが伝わるのかもね。気がつけば、4種類も持ってるよ。このアルバム。 とほほほほ。
サムエニ廉価盤発売
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ディスク1-2はラズベリーズの録音にトッドが顔を出して、I can rememberに感銘を受けて作った、とエリックカルメンが言っていたけど、本当の話ならトッドはやっぱ天才ですね。トッドの凄いところは、極端にいえばNAZZの頃から、曲に向かう姿勢が完成されていた事で、1-1とヒーリングのTime Healsとリズムの作りは変わんないじゃん?(1-1はもろアナログ時代なのでテープスピードが変わるけどね)そういえばこのCDを1-1,2とHello It's Meしか聞かない人がいると聞いたけど、ベスト盤買えば?
1-4,5,6,11,12,13の流れがあるので、70年代で一番メランコリックなCDといわれるわけです。残響音の処理が最高だよね。それから楽器の使い方(特にグロッケンと木琴とセカンドでも印象的なハンドベルがお洒落)いいなあ。この時代に一人きりでアルバム作ってた人ってそういないわけで、他の人とクオリティを比べると、若い頃からいろんなアーティスト(バンドやジェシーウィンチェスターやキャバリエ、バッドフィンガー・・・・)の卓をやってきて、見聞きしてる人は違うよね。
まさに「一人ペットサウンズ」の看板を堂々と名乗れる最右翼盤ですね。
ふと思うんですけど、この頃は8チャンですよね。(ベアズビルは16入れてたのかな。これも研究材料ですね)ということはコーラス一人で多重やるためには3チャン残しなわけで、5トラックをリズムまで一人で録音するには、全体的なアレンジが最初にできてないと、差し替えや抜きがきついですよね。それを考えながら聞くとと相当すごいですねこの時代でこのアレンジは。
ディスク2はムーギーが作った2-7が昔っから好きだったんですけど、2-8,11にトッドの本質を垣間見ちゃうね、僕は。何故、皆にいつもこのCDだけ人気あるのか、正直、納得言ってないのですが、曲だけじゃなくて、この頃の空気感とか、トッドの気持ちが伝わるのかもね。気がつけば、4種類も持ってるよ。このアルバム。 とほほほほ。