つぶやきに奥手な日本人へ
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我々、日本人は”本音と建前をつかいわける民族”というレッテルを張られ続けて20〜30年ぐらい経過した。
戦中は決してそんなことはなかった。(と私は信じている)
昨今、日本人は英語の”試験勉強”には大変熱心な民族としてアジアでも知られているが、実際のビジネスなどの場になると一挙に
その質が問われ続けている。
ありとあらゆる場所において、「日本語はもちろん英語でも自分の意見を考え、述べる」という姿勢ははぐくんでいきたい。
筆者の日本人へ英語力を普及させたいという気持ちは評価できる。
実践連動
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140字のTwitter、これくらいなら自分も英語でつぶやけるかも?
と思う人は多いのではないでしょうか。
実際、英語でつぶやいている方は案外いらっしゃいます(私もその1人です)。
ただ、
・英語でどう書いたらいいか分からなくて心配
・つぶやいても、誰も反応してくれなかったらどうしようと不安
というような、誰でも持つ不安を解消してくれるのが本書(と著者の石原さん)です。
設定から最初のつぶやき方など、そのまま使える文例がたくさんありますし、
日本人が間違えやすい表現も押さえてくれています。
英語の日記では「文例を見ても、自分の言いたいことが載っていない」と
ストレスになってしまうこともありますが、
Twitterなら、この本の文例を使うだけで何日かはつぶやけると思います!
また、Twitter初心者にとって何よりうれしいのは、
石原さんをフォローするとお返事がもらえることと
#twinglishで仲間が見つかりやすくなること。
こうした機会を与えてくれた著者の石原さんに感謝しています。
新たな英語学習の提案書
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「またTwitterの便乗本か?」そう思ったあなた、その答えは「NO!」です。
「 英語で日記を書いてみる 」等の著書で、楽しみながら英語でのアウトプットを習慣化する方法を発信し続けている石原先生が、実際にTwitterを使い、その効果を実感した上で執筆したのだということが、本書のあちこちから感じられました。
本書はまず「Step1」で、とにかく英語でつぶやいてみるところから始まり、
「Step2」で、Twitterのタイムラインから「生きた英語の表現」をものにする方法に触れ、
「Step3」で、Twitterの向こう側にいるリアルな相手への気配りについて触れ、
「Step4」では、さらに進んで世界と繋がる方法に触れ
と段階を追いながら、英語でのつぶやきを楽しむ手ほどきをしてくれます。
自分の英語レベル、Twitterレベルに合わせた部分から読み始めれば大丈夫だと思います。
本書を一通り読めば、英語でつぶやくことの敷居が一気に下がると思いました。
また、既に英語でつぶやいてる方にも「新たな気付き」があるかもしれません。
(私の場合は、読みながら、いままでの自分の英語ツイートの拙さがちょっと恥ずかしくなりましたけど・・・(笑))
実際に ハッシュタグ #twinglish を覗いてみると、石原先生が一人一人に丁寧にリプライされてる様子に感心してしまいます。
それこそ「いつ寝てるんだろ?」って思うくらい(笑)
そのお人柄が本書にも表れているなと感じました。
既にTwitterをお使いの方は、 #twinglish をつけて、英語でつぶやいてみてください。
また、まだTwitterに手をつけていない方は、「 できる100ワザ ツイッター Twitterパーフェクトテクニック 」等の解説本やWeb上の解説サイトを読んで、アカウント取得〜基本的な操作を簡単に把握し、「 Twitter英語術 」でTwitterの雰囲気、つぶやきの流れをつかんで、本書を片手に実際に英語でつぶやいてみるとよいと思います。
きっといままでの英語学習とは違う世界が開けるはずです。