In the hands of master storyteller David Baldacci, Saving Faith elevates the thriller to a new level and poses stunning questions about the rules we live by, the rules we are governed by and what happens when some people make rules of their own...
ロマンスタッチなサスペンス
★★★★☆
米国サスペンスに欠かせないCIA,FBIやロビィストそして私立探偵が繰り広げる追跡劇。
前半は著者特有の人物設定の細かさによるわかりずらさがあるものの、後半は一気に
展開し収束する形は相変わらず。
スパイ小説的なスリリングさはあまりないが、逆に登場人物が人間臭く描かれており、最後のいシーンは印象的でさえある。
舞台もDCそして北バージニア地区が中心で地理感を持って読めたことも楽しかった。
ロマンスもどきだが、まずまずのストーリー
★★★★☆
私立探偵の目の前でFBI捜査官が殺され、FBIが保護しようとしていた証人と私立探偵が状況が把握できないままに逃亡を始める。誰に追われているか分からないままに。
という設定で、少々無理があり、相変わらず冗長で、こてこてした設定だが、ストーリー展開はなかなか面白い。
途中でロマンスになってしまい、いらいらしながら読んだが終盤は探偵小説らしい終わり方で、悪くないと思いました。
300ページくらいにまとまっていれば、もっと良い評価が出来たと思います。
後半はなかなか
★★★★☆
凝ったストーリーとしっかりとしたキャラ設定がウリの作者第5作。善意に目覚めたロビイストと彼等を利用して権力拡大を目論むCIA幹部達のお話です。
複雑でオリジナルなストーリーは健在ですが、誰が敵で誰が味方か分らない前半は緊張感を生むことにある程度は成功しているものの、ちょっと冗長かも知れません。追い詰められた主人公達が海辺のビーチハウスに逃げ込むという設定も些かあり勝ちかも。しかしその後クライマックスにかけての展開は早く、意外な種明かしや映画『スティング』もどきのどんでん返しがテンコ盛りで、はらはらドキドキ、最後にはじーんとさせられる等なかなかのモノです。ロビイストの影響が副大統領や下院議長にまで及んでいたり、悪い奴らは結局生き延びるという点も怖いですね。タイトルのFaithは、二つの意味を掛けています。
Not his best
★★★★★
The characters are not well fleshed out. But yet it does make for a fast read. 3 1/2 stars, I bumbed it up to four because of the finale.
That being said we have a whistler-blower, Faith Lockhart, who has information that will allow the FBI to put away quite a few Congressmen. Problem is the CIA has been using her boss to gather Intel on these same Congressmen for their own purposes. In steps an unsuspecting Private Investigator who just happens to do everything he can to save Faith. All the while both the FBI and the CIA are seeking them after.
This story has blackmail and plot twist that you will not see coming. But in hindsight you will see they were well developed. The ending of the book is actually pure Baldacci. It is well written and is worth the read!!! I'd also recommend reading the mesmerising and highly evocative novel The Fates by Tino Georgiou.
巧みなENTERTAINMENT
★★★★★
読み始めるまで解らなかったがフェイスとは女性の名前で、要約すれば彼女の命を狙う一味と彼女を救おうとするデテイクチヴ、ガムシューの攻防ストーリーということになってしまうが、筋の組み立て、背景描写、人物造形がしっかりしているので、読んでいてだれる部分がない。状況設定や敵役までしっかりと書き込んでいながら、スピード感が失われることもない。この手のNOVELは、スピード感を重視するあまり脇役の人物像がぼやけてしまうものが少なくないが、作者は特に心理描写や独白を挿入するでもなく、登場人物を実に生き生きと描き出している。さりげない心象風景と、夫婦、親子といった人間関係の捕らまえ方、更には上司と部下の関係、それぞれの考え方を、本筋の邪魔にならない程度に織り込んで行くのが実に効果的だ。そして場面の切り替えが、実に上手い。次はどうなるのだと思った、一番ハラハラドキドキするところで章が切り替わるので、結局ページを捲る手を休めることが出来なくなる。特に作者の哲学を押し付けるような部分もないので、ENTERTAINMENTノベルとしては素晴らしい作品だと思います。