こんな本が欲しかった
★★★★★
現在、着付師として、着付け教室や人に着物を着せていますが、この本はとても役に立ちました。
実際の着付けは流派や習った教室等で、やり方が違います。しかしこの本は流派関係なく、純粋に着物の着付けに関する質問に的確に答えが出ていると思います。私も、生徒さんから質問された事で、どう答えて良いのやら・・・と悩んでいた事が全てクリアにする事ができました。
本当にお役に立つと思います。初心者向けでもあると思いますが、ご自分で着物着れる方のほうが、ここはどうやって?と言う疑問に対して、とても納得できる充実した内容です。もっと楽に着物を着る事ができそうです。
美しい着物の着付けのコツが分かる
★★★★☆
これは着物の着方(着付け)を取りあえずマスターした人のための本です。着物の着方は覚えた物の、どうやっても教本通りに、先生に教えてもらったとおりにしたのに美しくならない、着崩れる、仕上がりが妙になる…。そういう細かく、しかし山のようにある着付けの悩み153個について解決のアドバイスを項目別にした本です。笹島さんの『ひとりでキモノを着る本』などで笹島式着付けを先に学んだ人なら、すんなり書かれていることが取り入れられると想います。普段着のきものをさらっと着たい人よりは、お出かけの時にびしっと着付けて人にうらやましがられるようになりたい人にお薦めの本です。着物を着るときに和装ブラジャーより晒しを巻く方をお奨めされる事がありますが、肝心の巻方を書いている教本が無くて途方に暮れますが、この本には体形別の晒しの巻き方が書いてあります。
ひとりで着られたもん!
★★★★★
着物は敷居が高いとずっと思っていました。だって、着物は高級品。着ようと思ったら美容院を予約して着付けしてもらってヘアーセットもしてもらって・・え〜っ、お金かかる〜!でも、ひとりで着られるようになると、すごく身近になりますね。
この本は、ひとりで着物を着ることがなんとかできるようになった私に、まさに痒いところに手が届く1冊でした。
洋服と違って直線裁ちの布を縫い合わせて出来ている着物をいかに楽な着心地で美しく着こなすか、そのノウハウが初心者にもわかりやすく153項目のQ&A方式で、ていねいに説明されています。着物を着たら、お雛様ではないから当然体は動きます。立つ・座る・腰を曲げる・腕を曲げ伸ばしする・・・と、あ〜らら、せっかくきれいに着たのになんだか着崩れてきちゃった、というときの直し方も着崩れた箇所別に説明されていて、覚えておけばお出かけも怖くありません。図解や写真も豊富に入っているのでとても理解しやすく、「なんでこ〜なるの?」という悩みにズバリ応えてくれます。現在のところ私の心強い先生です。
一人で着られるようにはなったけど、もっと楽な着付けがしたいという方、通な着こなし・美しい着こなしを目指す方に参考になると思います。