音は空間を変える
★★★★★
ヴィバルディを弾くジュリアーノ・カルミニョーラ氏のバロック・ヴァイオリンにすっかり魅せられ、リュートも好きだったので、これは間違いないだろうという予想通りのすばらしいアルバムでした。リュートとヴァイオリンと、チェロだけでこんなに落ち着いた素敵な空間が生まれるなんてさすがバッハ、というよりは演奏者の腕でしょうか。恥ずかしながらバッハ以外の作曲家は聴いたことがなかったのですが、いずれも優雅で上品。こういう音に慣れてしまうと現代のうるさいだけの音楽は、聴きたくなくなってしまいます。