古くて新しい。古楽は新鮮だ!!
★★★★★
器楽あり声楽あり。レオンハルト老師の功績を見渡すのに最適です。
モダン楽器とピリオド楽器はそれぞれに魅力があるのであって、決して敵対したり優劣をつけたりしてはいけない。グールドとレオンハルトはそれぞれお互い真似のできない境地に至った。
とはいえロマン派音楽運動が、古典派やバロックを偏って解釈し本来の魅力を殺していた面はある。それに一石を投じ、忘れられていた古楽で聴衆を驚かせ新しい楽しみを与えたのは、外ならぬレオンハルト老師やブリュッヘン、クイケン兄弟だった。
古楽のさきがけ、気品あり節度あるレオンハルト老師の仕事をまとめたのが本企画だ。ぜひ古楽に浸ってもらいたい。