ただ、この本自体が単独で面白いのかというと、残念なことに訳本の美しい詩文も興味深い挿話もほとんど紹介されていませんし、中世のイスラム世界に関する考察本としてはさほど深い内容ではありません。
しかし、基本的に要約本が本編より面白いことはありえませんし、そこの所を踏まえた上で言うならば、この本には訳本の難解さに苦しんでいる読者にとって気分転換と視点を広げることにより、さらなる興味を抱かせる効果が十分にあります。著者の言う「訳本では忠実な訳解に徹しすぎたため、説明できなかった箇所を解説した」という目的は果たされていると思います。
長大浩瀚な著書は、いきなり原本に取り付いて挫折するより、最初に概要なり背景なり、現代における意義なりを示してもらった上で読むほうがその高い峰に立ちやすい、ということはしばしば経験することです。何よりも、その本を読む価値があるかどうかを判断する情報を厳選しつつ示してくれる入門書はありがたいものです。その意味では、地味な本ですが、良くできていると思います。とりわけ、著者が、ほとんどの地を再訪しているところはすごい。私は、家島先生と「大旅行記」をたどる旅、などというツアー(多分、数回に分けてやることになるでしょう)があったら是非行きたい、と思ったものでした。もちろんその前に原本を読了して。
内容は旅行ルートを追っていくことに終始しており、退屈な印象は免れない。モンゴル帝国、イスラム世界、アジア海洋貿易圏をからめた、ヨーロッパ中心史観への反証も中途半端で新鮮みに欠ける。
著者がしばしば強調して言うような、このような大旅行がなぜ可能だったかという点をもっと詳細に論じてくれれば面白かったのではないか。
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