心配ご無用!
★★★★☆
「深読み」っていうからかなり難しい本だと思ったら、なぁんだ、心配して損しました。全然大丈夫。
江戸時代の「町人」たちがどんな日常生活を送っていたのかを、詳細ルポして人気があったのが、元々の『浮世風呂』だったのですね。教科書に載っていて、作家⇔作品を暗記するのにうんざりしてた「名作」が、『お江戸でござる』みたいだったとは。統計も紹介していて、解説にも説得力があります。いくつも原文と訳が並べて紹介してるので、ちょっと古典を読んだ「つもり」になりました。
江戸時代の古典なんて、学校でもほとんど習わないしとても遠い存在だったけど、急に身近に感じられました。