車にかかる無駄な出費抑えられました
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この本の購入は、私が駐車場で自損事故を起こし、(保険で出る車修理費用を除いて)5万円を払わざるを得なくなったことがきっかけ。
読んでみてビックリ!交通事故にあいそうになるケース、車屋やガソリンスタンドの言いなりになって無駄な費用を出費するケースなどが詳しくとりあげられ、安全な運転方法・経費を抑える方法が書かれていました。
事故を起こした時に負担せざるを得ない経済的精神的負担を防止し、また車にかかる経費を抑えるためなら、この本代ぐらいは安い投資です。
交通事故発生件数を抑えるため、皆さんにこの本を丹念に読んでいただきたいです。
経費面では、私はこの本のおかげで、今までより年間で数万円はトクしてます。
車の事故現場を目撃した時に読みたい本
★★★★☆
『考えるドライブとは、刻々と変化する状況を確認しながら、そのつどすばやく的確な判断を下し、かつ対処していくことである。運転のうまい、下手は、この考えることにかかっている。』
昔は、重いステアリング、通称”オモステ”で額に汗しながら車を操った。
昔は、ドアについているハンドルを一生懸命回して窓を開けていた。
昔は、”半クラ”をマスターしないと車を前に進めることができなかった。
今では、”パワステ””パワーウィンドウ””オートマ”が、どの車にも装備されている。車を運転しようとする人ならだれでも簡単に車を操作できるように、車は電子制御化され、自動化された。
現在では、ドライバーは、車の操作に集中できるようになったにもかかわらず、交通事故はなぜだか必ず起こってしまう。
それは、「自動車は感情・思惑・錯誤等々、人間ならではの不確かさによって走り、曲がり、止まりをくりかえす。自動車は恐ろしく進歩したが、いまだに危険で不完全な乗り物」だからである。
だからこそ、ドライバーは、意識的に”考えるドライブ”をしなければならない。
車は人間に、危害を与える脅威ではなく、意外な風景や体験を与える驚異的な道具であるのだから。
安全運転の基本を具体的に説明した好著
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公道におけるクルマの運転の仕方の基本が述べられた本。運転だけでなくってメンテナンスや仕組みの説明の部分が1/3ほど。車好きや職業ドライバーの中にはどうしようもなく運転のことがわかっていない人がけっこういるが、本書はそういう人によるものではなくって非常にマトモで真面目な本である(メンテナンスや性能比較には一部異論があるけど)。枝葉の部分よりも、運転は頭でするものだとか、技術以前の態度や基礎知識の問題とか、そのような基本にページを割いていることに特に好感が持てる。さらに、文章が上手で説明が具体的なのも素晴らしい。ある程度の運転経験がある人が自分の悪習慣を反省して運転の仕方を改善するのに物凄く役立つと思います。
僕は車関係の本や雑誌を普段から読んでいるわけじゃないし、車に金をかけてもいないけど、適性に問題がある車好きよりはずっと運転が上手くて車に詳しいと思う。そのレベルのドライバー兼読者の僕にとっては、今まで読んだ中で最良の車関係本でした。運転するときの体勢と運転する前の準備は反省して本書に倣おうと思いました。
安全な運転こそ”カッコイイ”
★★★★☆
基本に忠実な安全運転こそもっともカッコイイ運転だという事を再認識しました。
著者は有名なドライバーで、どのような破天荒な運転テクニックをお持ちなのかと思い、本を読んでみたらびっくり。
どれもこれも安全を最優先にした基本的な技術ばかりです。
逆に言うと、一般の人こそが身につけるべき基本的な技術が多くのドライバーに浸透していないという事でもあると思います。
日常生活においては、誰しも少しの努力でスマートな運転が可能になると思います。
初心者からベテランまで幅広い層をカバーできる良書です。
運転のベテランらしいコメント
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語り口が「こいつ」の多用にみられるように、口語体の文章で書かれています。
教習所では必ずしも習わない内容、いかに安全運転をするか細かく理念も実践も書いています。ある程度運転に慣れた方が読み返して自信の運転方法を省みるのにも、初心者が本格的にドライブをするのにも向いている本です。「運転は運動神経ではなくアタマでするものだ」という文句が特に気に入りました。著者は運転免許取得から50年にもなろうという方で運転の大ベテランのはずです。にもかかわらず基本に忠実で安全運転に徹しているさまから学ぶべきものは多いと思います。