本書ではカジュアル、スピリチュアル、ユースフルという三つのテイストと、レイアウト様式、情報量、ジャンプ率などの5つのエレメントを組み合わせることでレイアウトを構成していく、という手法を採っている。
それぞれのテイスト、エレメントについての解説の後、アプリケーション別(チラシ、女性誌、経済誌・・)、用途別(住宅、自動車、化粧品・・)の解説がされている。
現場でのレイアウトは、かならずしも本書のような手法に則って行われるわけではないと思うが、どのようにレイアウトをしたらよいのかわからない人にとっては、この手法解説は有益なものになると思う。
初心者にはもちろん、現場で仕事をしていて、よく「行き詰る」方にはおすすめしたい。かなり救われる。