松谷卓の名前をポピュラーな存在にしたのは、『大改造!!劇的ビフォーアフター』というTV番組(ABC・テレビ朝日系)だった。家のリフォームをテーマにしたその番組の音楽を通じて、彼の名は知られるようになったのである。本作はその番組のサウンドトラック盤であると同時に、松谷のベスト盤といっていい作品だ。本作以前に松谷は『エポック1.プラットホーム』(98年)、『エポック2.クリムゾン』(99年)という2枚のソロ・アルバムをエピック傘下のロビン・ディスクから発表しているが、本作はその2枚からセレクトした7曲に番組のために書き下ろした5曲を追加した内容である。79年8月静岡県生まれの松谷は5歳からピアノと日本舞踊を習いはじめ、中学の時にはシンセサイザーと打ち込みに興味を持ったという。バルトーク、カバレフスキー、プロコフィエフらの影響を受け、現在はスティーヴ・ライヒを愛聴しているとか。曲は大半が自作だが、バルトークの曲も2曲。感触としては、エレガントな癒し系音楽といったところかな。(市川正二)
良いです。
★★★★☆
あの印象深いテーマ曲は、2曲目の「Inscrutable battle」です。
直訳すると、「不可解な闘い」です。
等身大でない音楽
★★★★★
常識や日常の生活のなかに埋没している人にとっては壮麗、壮大な音楽は独善的、と捉えられることもあるかと思います。理想が高すぎてついていけないと感じることもあると思いますが、そういった人に音楽のほうを合わせるのでは本末転倒でしょう。
化けるどころかもうすでにこのアーティストは最高の音楽を顕しており、これ以上の変化、成長を望むというより、今の状態を維持して欲しいと思います。
「等身大」の音楽を創るのはそれに適した人が他にいると思うので、リスナー側に歩み寄るなどといったことを考えないで、あるがままにマイペースで活動していって欲しいと思います。
番組内で聞くのとは
★★★☆☆
印象的で良い曲ばかりですが、番組のあの画像があっていっそう引き立つ音楽だったと
感じました。
家で模様替えをしながら聞いていると、自分がリフォームの匠になったようで
気持ちを盛り上げる事はできました。
同タイトルの楽譜と共に・・
★★★★☆
テレビで聴いているだけでは満足できない、という人はこれ(全貌)を聴いてスッキリしよう!!そしてさらに聴いているだけでは満足しない、弾いてみたいという人は同題の楽譜もあわせて購入しよう!!ジャケットもお揃いでかっこいいし、「匠」や「トッカティーナ」や「出会い」は聴いているだけでシアワセ・・。楽譜だけしか持ってない人もこのCDを買えば楽しみ倍増!!「Insccrutable Battle」や「Phoenix」もCDにあわせて弾けばもう気分は最高!!
いい曲だけど・・・・。
★★★☆☆
テレビでも流れてくるおなじみのいい曲なのですが、演奏時間がかなり短い曲があったりと、少し満足とはいえないかもしれません。